技術コミュニティラボ

 
   島根大学地域未来協創本部産学連携部門  

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第5回ミーティング

 平成30年7月27日(金)に島根大学(旧)産学連携センターにて技術コミュニティラボ第5回ミーティングが開催されました。

 技術コミュニティラボは,少人数&双方向性の情報交換の「場」であり情報提供者である大学教員等と産業界を結びつけ地域における大学の垣根を低くするとともに,産学官連携をベースとしたイノベーションを創出するための新たな取り組みです。

 今回のミーティングでは,『センサネットワーク技術とその応用』というタイトルで,本学総合理工学部知能情報デザイン学科の神崎 映光 准教授に情報提供をして頂き,センサ,IoT,mruby/c,ビッグデータ収集に興味をもつ地元企業,大学教員,自治体,財団などのメンバー計23名の参加がありました。

 また,今回は初めて島根県外(鳥取県,岡山県)から参加された方がおられました。

 神崎准教授からは,「そもそもセンサネットワークとは?」,「無線センサネットワーク研究と活用事例」,「モバイルセンサネットワーク研究」といった3つの項目についてのお話しがありました。

 特に「無線センサネットワーク研究と活用事例」では,実際に隠岐郡海士町のみかん農園においてIoTを活用した環境データの取得について,フィールドでの様子なども踏まえて,組み込み型Ruby(mruby/c)をいかにデバイスに適用していったかについて分かり易く説明をされました。

 また,パソコンで実際にフィールドから送られてきた温度,湿度,照度などの環境データを会場で見せていただきました。

総合理工学部 神崎映光 准教授

 一方,10年以上先の未来の技術として,ドローン同士が会話して情報をやり取りすることにより災害現場で役立てる技術や,SNS上の「暑い」や「松江なう」などといったセンサを使わないセンサデータの話など非常に興味深いお話がありました。

 後半の意見交換では,土壌pHやECのデータをIoTで取得できないか?組込み型Ruby以外のソフト利用は可能か?AIをIoTに内蔵させることは可能か?みかん農園では,ばけつリレー方式でノード間の情報のやり取りはあったのか?といった様々な質問が出て議論も盛り上がりました。

 参加者からは,「入門編として非常にわかり易い内容だった」,「10年後に向けた研究と現実的なものとそれぞれ聞けてよかった」,「意見交換の時間があってとても有意義だった」,「様々な分野の方の意見が聞けて楽しかった」,「気軽に質問や意見を出せる雰囲気が素晴らしかった」,「各人のディスカッションが大変参考にあった」などと好意的な意見を多数いただきました。

  日時・会場

 

  主催

 

平成30年7月27日(金)14:00〜16:00

島根大学 旧:産学連携センター 2階 研修室

 

島根大学

島根県

  情報提供者

 

  プログラム

 島根大学 総合理工学部 知能情報デザイン学科 神崎映光 准教授

 2004年大阪大学大学院情報科学研究科博士前期課程修了。2005年同大学院情報科学研究科博士後期課程中退後,大学院情報科学研究科マルチメディア工学専攻特任助手,同助教を経て,2014年より島根大学大学院総合理工学研究科准教授,2018年より同学術研究院理工学系准教授となり,現在に至る。博士(情報科学)。

 14:00〜 参加者自己紹介 / 情報提供

 15:00〜 意見交換・ディスカッション

 16:00   終了

  研究シーズのPRポイント

 

・無線センサネットワーク研究と活用事例

・「動き回る」センサで作るモバイルセンサネットワーク技術

・幅広い産業分野において活用可能


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