技術コミュニティラボ |
島根大学地域未来協創本部産学連携部門 |
第19回ミーティング
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島根大学地域未来協創本部および島根県産業振興課は、2024年1月29日(月)に島根大学 材料エネルギー学部 材料エネルギー学科の榎木 勝徳 准教授を講師として「計算科学を利用した理論状態図研究」をテーマに、少人数・対話型の研究紹介『技術コミュニティラボ』を開催しました。 開催場所は、松江市北陵町の地域未来協創本部会議室です。島根県内の企業、公設試、支援機関、大学から12名の参加がありました。
次に、実験結果をもとに作成する「計算状態図」と第一原理計算を用いて作成する「理論状態図」の特徴について説明がありました。理論状態図は、ナノレベルからアプローチすることが特徴で、対象とする物質の結晶構造や陽イオンの配置から自由エネルギーを算出し作成するものです。 そして最後に、マテリアルズインフォマティクスへの応用ということで、機械学習モデルへ第一原理計算に基づいた原子シミュレーションデータを提供することにより、合金における硬さ分布をより正確に予測することができるということについて説明がありました。 会の中では、発表中、発表後含めて参加者の皆様から様々な質問や議論がありました。 またアンケートでは、「途中で活発な意見交換があって良かった」、「最新の材料開発の状況が確認できた」、「この技法の有効性がよく理解できた」などのコメントを頂きました。 後日面談の申込みもあり、今後の新しい連携にむけて調整中です。 |
日時・会場 |
主催 |
2024年1月29日(月)13:30〜15:30 島根大学地域未来協創本部2階
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島根大学 島根県
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情報提供者 |
プログラム |
研究内容はこちらをご覧ください。 |
13:30 挨拶、趣旨説明、自己紹介 13:40 研究紹介、質疑応答 15:20 クロージング 15:30 終了 |
研究シーズのPRポイント |
計算を用いない高速な状態図構成 固溶体中の元素の偏析、クラスタリング 粒界偏析 安定・準安定状態 物性値の理論予測 |
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