技術コミュニティラボ |
島根大学地域未来協創本部産学連携部門 |
第18回ミーティング
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島根大学 地域未来協創本部および島根県 産業振興課は、2023年11月21日(火)に島根大学 総合理工学部 物質化学科の吉延 匡弘 准教授をお呼びして「未利用リグノセルロース系残廃材の再資源化」をテーマに、少人数・対話型の研究紹介『技術コミュニティラボ』を開催しました。
県内から、企業、研究機関、支援機関、大学等から17名のご参加がありました。 吉延 准教授からは、はじめに「資源循環プロセス工学のアプローチ」についてご説明がありました。 そして、基礎的な部分として、バイオマス(森林バイオマス、木質バイオマス、リグノセルロース系バイオマス)や研究に関わる物質(リグノセルロース、セルロース、ヘミセルロース、リグニン)の特徴についてのお話がありました。 その後、吉延先生がこれまで実施されてきた広範なご研究の内容についてご説明がありました。 具体的には、グラフト共重合、タケ削片グラフト共重合体からの熱圧接合体の作成、廃樹皮からの自己接合成形体の製造、乾燥CNFの再分散性の向上、プラズマ放電処理による和紙の透湿抵抗性の制御、落花生やピスタチオの殻の再資源化などについてです。 会の中では、発表中、発表後含めて参加者の皆様から様々な質問や議論があり、またミーティングの後に2件の打ち合わせを実施しました。 そのうち1件については、具体的な共同プロジェクト実施に向けて現在調整を行っているところです。 |
日時・会場 |
主催 |
2023年11月21日(火)13:30〜15:30 島根大学地域未来協創本部2階研究室
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島根大学 島根県
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情報提供者 |
プログラム |
研究内容はこちらをご覧ください。 |
13:30 挨拶、趣旨説明、自己紹介 13:40 研究紹介、質疑応答 15:20 クロージング 15:30 終了 |
研究シーズのPRポイント |
リグノセルロースや天然多糖類のグラフト共重合による高機能化 リグノセルロース系残廃材とその含有微量成分の利用 木質系・植物系残廃材の自己接合による成形 天然多糖類の酵素糖化によるバイオエタノール生産 和紙の紙質評価と漉紙動作解析 環境行動推進のための教育・啓発ツール作成 |
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