2020年12月10日に、技術コミュニティラボ第11回ミーティングを、コロナ禍ということもあり、引き続き、ZOOMを用いたオンラインにて開催しました。

　情報提供者として、島根大学 総合理工学部 建築デザイン学科の清水 貴史 准教授をお招きし、「快適な住・建築環境の構築と国産木材利用の可能性について」というタイトルで発表していただきました。

　近年、住み方、働き方の変容により、住・建築環境に求められる快適性・安全性も多様化しており、今後も住宅やオフィスの在り方が新たに模索され、建築環境に求められるテーマは増えていくものと考えられます。

　今回、清水准教授から、建築環境分野におけるいくつかの研究事例と、性能評価方法が紹介されました。

　特にコロナウィルスの影響により、増加しつつあるオンライン会議等に適したオフィス環境の構築、植物を用いた壁の防音性能に関する研究、防音性を考慮した全く新しい機構の換気システム、防耐火試験におけるALC（軽量気泡コンクリート）の遮熱性能についてなど、非常に多岐にわたる項目について説明していただきました。

　県内外から約10名の参加があり、チャットや音声にて多くの質問や感想などをいただくことができました。