技術コミュニティラボ |
島根大学地域未来協創本部産学連携部門 |
技術コミュニティラボ 地域未来ビジョンWS
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令和6年6月18日に、島根大学地域未来協創本部(北陵町)において、本学と島根県産業振興課の主催で、「医薬発祥の地 出雲から創る誰もが豊かに働く地域共創社会の創出にむけて」をテーマに、技術コミュニティラボ 地域未来ビジョンワークショップを開催しました。 県内外から約30名の産学官民のステークホルダーの皆様にご参加いただきました。 この取り組みは、令和5年10月19日、20日に、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)と本学の共催で、松江市美保関町において開催した「しまね地域未来ワークショップ」の第2弾として実施したものです。 前回は、2050年のカーボンニュートラルに焦点をおいて実施しましたが、今回は身体的・精神的・社会的に豊かに働ける社会の形成を目指して開催しました。 はじめに、5名が発表を行いました。発表者5名の内3名は、研究者と会社経営を兼任するアントレプレナーであり、より社会実装フェーズに近い内容の研究・技術開発や取り組みについて報告しました。 次に、参加者に、今回発表した内容に即した形で、「@2050年の理想の島根(未来のありたい社会像を共有)」、「A理想の島根実現方法(科学を活用した社会の変革)」、「B理想の島根実現方法(今後大学はどう変わっていくべきか?)」といった3つのテーマについての意見をあげていただきました。 |
発表の様子 |
意見交換の様子 |
日時・会場 |
主催 |
2024年6月18日(火)13:30〜15:30 島根大学地域未来協創本部2階研修室
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島根大学 島根県
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情報提供 |
バックキャスティングによる未来拠点の共創 島根大学 松崎 貴 理事 |
障害者によるピアサポート社会の創出 島根大学医学部 岩下 義明 教授 |
繊維センサで睡眠・呼吸レベルを簡単・見える化で「メンタルヘルス向上を実現」 島根大学医学部 根武谷 吾 特任教授 (POSH WELLNESS LABORATORY株式会社 代表取締役) |
玉造温泉×薬草湯治プロジェクト 「温泉×神話×薬草」テーマを共有した重層的なまちづくり 島根大学医学部 片岡 諒 医科医員(合同会社薬雲 代表取締役) |
職業病の分析と改善により持続可能な会社を目指す 株式会社CANVAS 元廣 惇 代表取締役(島根大学客員研究員) |
名刺交換・付箋記載 |
休憩時間を使って、参加者同士の名刺交換をしていただきました。 また、情報提供者への質問のほか、3つのテーマについての意見を付箋に記入して、ボードに貼っていただきました。 @2050年の理想の島根(未来のありたい社会像を共有) A理想の島根実現の手段(科学を使った社会変革) B理想の島根実現の手段(大学はどう変わるべきか?) |
ワークショップ形式の意見交換 |
多くの貴重なご意見が挙げられました。一部を、抜粋して紹介します。 |
@2050年の理想の島根(未来のありたい社会像を共有) ・暮らしている住民が活気にあふれ「行ってみたい」「暮らしてみたい」と思える島根に。 ・全体的に小規模であっても世代バランスが良く、小さくてもキラリと光る島根に。 ・高齢者が元気で明るく働く人がやりがいと十分な安定収入を得られる環境があり、若者が夢と希望を持てる島根に。 ・規模でなく、「意味」のブランディングができる島根に。 ・ウェルネスツーリズムの深化。健康になる県・エリアへ。関係人口、交流人口を増やし、様々な人々が共存・参加できる地域づくりをする。 |
A理想の島根実現方法(科学を活用した社会の変革) ・アントレプレナーシップマインドの教育。 ・仕事、日常生活、健康とデータを使ってつながりの可視化。つながりの中で健康増進へ。 ・専門知識を分かりやすい言葉で伝わるようにいかに伝えるか。 ・個々がAIで壁打ちが当たり前。教員は全体のファシリテーターに。 ・あくまで持続可能な科学技術の発展を。人が幸せに生きることが大きな目標。持続可能であることが重要。 |
B理想の島根実現方法(今後大学はどう変わっていくべきか?) ・潜在的な伸びしろを評価、重視する入試と教育のシステムの実現。 ・大学での研究やその成果を一般人でも理解できるように発表(公表)していただくともっとファンが増えると思う。小さな団体(NPO法人など)との繋がりも必要なのでは? ・例えば「未知の開拓と知の集積による人類福祉の向上」のような大きな理念、哲学を学生含め大学内で共有し、それを行動規範とするような人材の育成。 ・「たまたま」ベンチャーを出すのではなく、「狙って」ベンチャーを創出する。 |
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