技術コミュニティラボ

 
   島根大学地域未来協創本部 産学連携部門  

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第1回ミーティング

 平成29年7月28日(金)に,島根大学産学連携センター研修室で,技術コミュニティラボ第1回ミーティングが開催されました。

 技術コミュニティラボは,少人数&双方向性の情報交換の「場」であり,情報提供者である大学教員等と産業界を結びつけ地域における大学の垣根を低くするとともに,産学官連携をベースとしたイノベーションを創出するための新たな取り組みで,「地域未来創造人材の育成を加速するオールしまね協働事業」(COC+事業)の「しまねクリエイティブラボネットワーク」の一つとして,島根大学と島根県が共同開催しているものです。

 今回のミーティングでは,『産業界における金属3Dプリンタの活用』と銘打って,情報提供者として近畿大学工学部の京極 秀樹 教授を,また,ゲストファシリテータとして「事業化マッチングのためのラウンドテーブル」考案者である熊本市役所の青山 光一 コーディネイターをお呼びし,金属3Dプリンタに興味をもつ地元企業や,本学の修士課程の学生や教員,島根県やしまね産業振興財団といった支援機関などのメンバー計27名が出席しました。

 はじめに熊本市役所の青山氏より,熊本県における「事業化マッチングのためのラウンドテーブル」に関する事例紹介があり,場作りのコツとして楽しい雰囲気作りが特に重要であり,「聞きたい時に聞けること」,「聞ける雰囲気の醸成」,「他の参加者を気にしない」,「そこまで参加者が多くないこと」といったキーポイントについて説明がありました。また,机の配置や参加者同士の距離が重要であり,過去の失敗や成功事例を元に研究者と企業との双方向の情報交換について説明して頂きました。

 次に,青山氏の司会のもと,参加者が一人ずつ自己紹介を行いました。それぞれの自己紹介が終わるたびに拍手をして,楽しい雰囲気を醸成しました。

     

 その後,近畿大学工学部の京極教授より,「金属積層造形技術の概要」,「金属積層造形技術の適用例」,「研究開発の動向」,「次世代産業用3Dプリンタ開発」,「次世代3Dプリンタによるものつくり」について情報提供がありました。京極教授は,大規模な国のプロジェクト・リーダーをつとめられており,日本国内や世界の金属3Dプリンタに関する動向や,最新の知見について様々な写真や動画を交えて非常にわかりやすく説明されました。この発表の間にも,ファシリテータの青山氏の誘導により,参加者から次々と質問が挙がり積極的な情報交換が行われるとともに,残りの質疑応答時間も様々な質問やコメントがありました。

     

  日時・会場

 

  主催

 

 平成29年7月28日(金)15:00〜17:20
 島根大学産学連携センター 2階 研修室

 

 島根大学
 島根県

  情報提供者

 

  ゲストファシリテータ

 

 近畿大学 京極秀樹 教授

 昭和54年10月 現広島県立総合技術研究所・研究員,平成5年4月 近畿大学工学部・助教授,平成11年4月 同教授(現在に至る),平成13年8月 テキサス大オースティン校・客員研究員,平成20年10月 近畿大学工学部・学部長(現在に至る)。

 

 熊本市役所  青山光一 氏

 熊本県内の理工系大学を卒業後,IT(情報技術)系の民間企業に20年勤め,退社後,中小機構基盤整備機構の大学発ベンチャー企業,産学連携企業のアーリーステージ企業の支援で6年間,入居企業,県内企業への様々な企業支援へ従事。

  プログラム

 
 15:00〜  熊本市における事業化マッチングのためのラウンドテーブル(熊本市役所 青山光一氏)
 15:20〜  金属3Dプリンタの可能性と活用について(近畿大学工学部 京極秀樹 教授)
 16:20〜  意見交換・ディスカッション(ファシリテータ: 熊本市役所 青山光一氏)
 17:20  終了

- 連絡先 -
島根大学地域未来協創本部産学連携部門
〒690-0816島根県松江市北陵町2(ソフトビジネスパークしまね内)
Tel:0852-60-2290 Fax:0852-60-2395 E-mail
  URL http://www.crc.shimane-u.ac.jp/r-kikaku/