平成25年度の活動

 平成25年度 島根大学知的財産セミナー「著作権の基礎知識〜権利侵害をしない・されないために〜」

■日程:平成26年3月4日(火)

■会場:島根大学総合理工学部1号館1階11講義室

 近年,インターネット等の急速な発展に伴い,デジタルコンテンツがインターネット上で多量に流通する状況が生まれています。また,2012年10月からは,違法複製されたコンテンツの複製(ダウンロード等)は私的複製であっても違法行為として罰則が適用されることとなり,今や誰もが著作権に対して無関心でいられる時代ではなくなりました。本セミナーでは,権利侵害をしない,あるいは,されない為に必要な最低限の知識を学んで頂くことを狙いとして,著作権の基礎について,当センターの阿久戸敬治 教授が解説しました。

 しまねMOTセミナー中級編「顧客ニーズから展開する製造業での新技術開発手法(2)」 

■日程:平成26年2月27日(木),28日(金)

■会場:テクノアークしまね1階中会議室

 今回,始めてとなる中級編では,MOTのマーケティングを中心に,座学に加えて自らのテーマについて演習を行い,その結果を参加者間で発表し議論を行うグループ討議を組み合わせて実施しました。

 参加した皆さんが,熱心に受講すると共に,活発な議論が行われ,会場が熱気に包まれるほどでした。

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 JST 分野別 新技術説明会(二次電池/次世代エネルギー)

■日程:平成26年2月18日(火)

■会場:JST東京本部別館ホール

 JSTでは,平成25年度から,分野別の新技術説明会を開催しています。発表希望者からのエントリー,選考を経て,今回の「二次電池/次世代エネルギー分野」では,計12件の新技術が発表されました。

 島根大学からは,総合理工学研究科の葉 文昌 准教授が「低温高速スパッタエピ成長法によるSi系太陽電池の製造技術」について発表すると共にポスターセッションを行いました。

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 しまねMOTセミナー初級編「顧客ニーズから展開する製造業での新技術開発手法(1)」

■日程:平成25年12月19日(木) 

■会場:松江商工会議所1階会議室

 このセミナーでは,中小企業が,自社の経営資源,特に技術を活かして,独自の製品や技術を開発し,事業として進めていくための心構えや手法について講義するとともに,身近な例で理解を深めてもらおうと,地元の企業(松江土建株式会社,マシン・テクノロジー株式会社)での取り組み事例を紹介していただきました。

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 産学連携センター講演会「アイデアから事業が成功するまで」

■日程:第1回平成25年11月20日(水),第2回12月18日(水)

■会場:島根大学総合理工学部3号館

 ベンチャー企業と事業再生について事例を紹介するとともに,そこにあるリスクやビジネスモデルなどを見てベンチャー企業の現実や継続の難しさについて理解を深めることを目的に,「アイデアから事業が成功するまで」と題して,当センターの池淵昇平 特任教授による講演会を2回開催しました。

 第1回目の「身近なアイデアや大学での研究を事業化する道のり」には,地域の企業の方や学内関係者など約15名の参加がありした。

 (1)フジテレビの「ほこ×たて」対決にも登場した「シャッターガード」(鳥取発ベンチャー),(2)薬品・洗剤を使わず汚れを落とし,老人ホームの感染予防(―島根発ベンチャー),(3)真空環境下でガラスも吸着できる世界初の静電チャック(大学発ベンチャー)の3つについて,スタートアップから現在までの経緯を中心に紹介し,その中で,新しいビジネスを軌道に乗せるまでの難しさとその中でのベンチャーキャピタルの役割について説明しました。

 第2回目の「事業再生への道のり」には,地域の企業の方や学内関係者など約10名の参加がありました。

 企業の事業再生について紹介し,その中で,企業の経営の状況をみる決算書(貸借対照表や損益計算書)の見方のポイントや融資と投資の違いなど事業再生の基礎となることを解説しました。さらに,山陰再生ファンドで行われた地元企業の事業再生の事例について紹介しました。

 第25回国立大学法人共同研究センター長等会議

■日程:平成25年10月31日(木),11月1日(金)

■会場:鹿児島サンロイヤルホテル

 平成25年10月31,11月1日に鹿児島サンロイヤルホテル(鹿児島市)で開催された第25回国立大学法人共同研究センター長等会議に,大庭卓也 センター長,北村寿宏 教授,研究協力課 江藤誠 係長が出席しました。

 この会議には,全国の国立大学法人に設置されている共同研究センター等のセンター長,専任教員,担当事務など約200名が出席しました。

 1日目は,文部科学省の横井理夫 氏による「産学官連携の現状と今後の展開」をテーマとする基調講演の後,分科会A「共同研究センター等のマネジメント」と,分科会B「地域と大学のコミュニケーション戦略」が行われ,それぞれ特色有る活動を行っている大学からの報告の後,意見交換や,議論が交わされました。

 大庭センター長が参加した分科会Aでは,「大学内における共同研究センター等の位置づけ」と「共同研究センター等の組織運営」を議題に協議され,「共同研究センター」は設置から時を経て,機能の拡張や他の学内機能との統合を経て多用な発展を進めてきていることがわかりました。

 北村教授と江藤係長が参加した分科会Bでは,「地域との連携体制の構築」と「人(個人)を介したネットワークの構築」を議題に協議され,各大学がそれぞれの地域特性に応じて,自助努力によって,社会貢献活動に精力的に取り組んでいること,個人の力による成功事例も数多くあることなどがわかりました。

 2日目には,株式会社エルムの宮原隆和 代表取締役による「『想い』を『かたち』に,そして『世界』へ」をテーマとする講演があり,企業での新事業の展開や研究・開発の取り組みについて紹介されました。

  来年は,北見工業大学の担当で開催される予定です。

 アグリビジネス創出フェア2013

■日程:平成25年10月23日(水),24日(木)

■会場:東京ビッグサイト

 全国の産学官の各機関が有する,農・林・水産・食品分野などの最新技術や研究成果を分かりやすく展示し,研究機関と事業者などとの連携を促進する技術・交流展示会であるアグリビジネス創出フェア2013が開催され,当センターからは,北村寿宏 教授と丹生晃隆 准教授が参加しました。

 島根大学からは,農林水産業の六次産業化プロジェクトセンターがブースでの展示説明を行うと共に,現在の取り組みについてプレゼンテーションを行いました。ブースでは,これまでの研究で取り組んだ成果である@晩夕飲力(柿ドリンク),A神在の里(学生が栽培したサツマイモの紅あずまを原料にした焼酎),Bシャインマスカットを原料にした白ワイン,Cドライフルーツなどの試飲試食も用意し,多くの方の関心を集めていました。

 農林水産省‐産学連携学会共催シンポジウム〜美味しさへのイノベーション〜では,美味しくて,生活を楽しくし,さらに健康増進にも役立つ食品について鍵となる科学技術の視点から議論されました。

 先ず,@「日本一の大麦の生産地をPR」((株)大麦工房ロア 専務取締役 上武 裕 氏),A「伝統食材“碁石茶”の機能性と6次産業化」((株)大豊ゆとりファーム 社長代理 大石雅夫 氏)の2つの実例の報告がありました。

 続いて,実現の方法についてパネル形式で議論され,大学の活用などの産学連携の重要性が指摘されました。

 

六次産業化プロジェクトセンターの展示ブースの様子

プレゼンテーションの様子

 中国地域さんさんコンソ新技術説明会

■日程:平成25年9月20日(金)

■会場:JST東京本部別館ホール

 (独)科学技術振興機構のJST東京別館ホールにおいて,中国地域産学官連携コンソーシアムを中心とした「さんさんコンソ新技術説明会」が開催されました。本学からは,総合理工学研究科 情報システム学の六井 淳講師が発表を行いました。

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 山陰発技術シーズ発表会inとっとり2013

■日程:平成25年9月6日(金)

■会場:鳥取県民会体育館(鳥取市)

 島根大学から,生物資源科学部 地域環境科学科の鈴木美成 准教授が,「PM2.5等の大気中粒子状物質に含まれる重金属等のリアルタイム測定技術」をテーマに,時々刻々と変化するPM2.5を中心とした大気中の浮遊粒子状物質に含まれる重金属濃度をリアルタイムに測定する技術を紹介しました。

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 イノベーション・ジャパン2013−大学見本市

■日程:平成25年8月29日(木)30日(金)

■会場:東京ビックサイト

 島根大学からは,医学部 整形外科学 内尾祐司教授のグループが「宮大工の概念をハイテクで具現化した骨折手術支援システム」をテーマに出展し,今出真司 助教が研究シーズを紹介すると共に,ショートプレゼンテーションを行いました。

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 環境・福祉・住生活向け商談会with大和ハウス工業株式会社

■日程:平成25年8月20日(火)

■会場:テクノアークしまね 4階大会議室

 しまね産業振興財団が中心となって,環境エネルギー,健康福祉などといった分野に積極的に取り組んでおられる大和ハウス工業株式会社と地元企業との商談や,研究機関とのニーズとシーズのマッチングを進めるために開催された「商談会」に,生物資源科学部の佐藤利夫 教授と総合理工学研究科の周 海 准教授,そして当センターから北村寿宏教授と久保衆伍特任教授が参加しました。名称が「商談会」となっていますが,大学等の研究機関からは,共同研究等に結びつきそうな研究シーズを紹介する会です。

 佐藤教授は,水処理や資源回収などの研究成果を紹介し,水や空気の微生物殺菌に利用できる紫外線ランプの技術などに関心を持ってもらえました。また,植物工場に関連して,LEDなどの光による植物防除や養液栽培技術への関心も高いと感じられました。

 周 准教授は,振動の測定や解析技術について紹介しました。住宅でも,用途変更や音など様々な問題があり,振動測定や解析の技術を必要としているニーズがあることが分かりました。

 今後,継続的に情報交換ができ,大和ハウス工業株式会社と何らかの形で連携が進むことが期待されます。

 中国・四国地区国立大学法人地域共同研究センター等センター長会議

■日程:平成25年7月18日(木)

■会場:岡山大学本部棟6階第一会議室

 中国・四国地区の国立大学法人で産学連携を推進しているセンターや機構の,センター長や教員,担当事務スタッフなど約30名が出席する中,本学からは,大庭卓也センター長,北村寿宏教授,西田研究協力課長が出席しました。

 山陰(鳥取・島根)発 新技術説明会

■日程:平成25年7月12日(金)

■会場:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)

 地域の大学,公設試験研究機関が連携して開催する,今年度で7回目となる「山陰(鳥取・島根)発 新技術説明会」が開催されました。

 本学からは,3件の新技術の発表をしました。

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 まつえ産業支援センター開所式

■日程:平成25年6月3日(月)

■会場:テクノアークしまね 本館1階(松江市)

 各専門支援機関との連携を図りながら,企業訪問をベースとした松江市内製造業,情報通信事業等の支援を行う「まつえ産業支援センター」が,テクノアークしまね内に開所しました。

 開所式には,松浦市長を始め松江市の関係者,島根県やしまね産業振興財団,県内企業の代表者,島根大学や松江高専の関係者など約40名が出席する中,当センターからは,大庭卓也 センター長の代理として,北村寿宏教授が出席しました。

 また,本学の小林学長も加わり,看板の除幕も行われました。

 今後,このセンターを核として,松江市内の企業との連携が促進されることが期待されます。

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