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      島根大学産学連携センター地域産業共同研究部門
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平成25年度の活動について

開催事業,参加イベント等を紹介しています。

各種研究会活動についてはこちらをご覧ください。



掲載日

概要



【2014/04/02】

 三重大学大学院地域イノベーション学研究科 訪問

 ■日時:

平成26年3月13日(木)14:00〜16:00

 ■場所:

三重大学工学部 電気電子棟4階 研究室1408室 鶴岡研究室

 ■内容:

 三重大学が平成21年に設立された大学院の「地域イノベーション学研究科」を,大庭卓也 センター長と北村寿宏 教授が訪問しました。

 地域イノベーション学研究科の鶴岡信治 教授から,立ち上げの経緯,研究科の詳細,運営上の工夫などについて伺い,新しくできた研究科の建物を見学させて頂きました。

 イノベーション学研究科は,研究・開発に関わる高度な専門知識に加えて,それをマネージメントしてイノベーションの創出に結びつけるためのマネージメントに関する教育を行うことで,「プロジェクト・マネジメントができる研究開発系人材」の育成を進めています。

 社会人学生の入学,企業との交流,国際交流など多くの工夫をしながら運営されており,今後の島根大学での教育に非常に参考になる取り組みであることを実感しました。

 今後,この取り組みを参考に,島根大学でも地域でのイノベーション創出を目指した人材育成の基盤を作っていくと共に教育を行っていく必要性を感じました。



【2014/04/01】

 国立大学法人共同研究センター西日本ブロック専任教員会議

 ■日時:

平成26年3月7日(木)会議13:30〜17:00 情報交換会17:45〜21:00

 ■場所:

新潟大学 駅南キャンパス「ときめいと」講義室

 ■内容:

 全国の国立大学法人で産学連携の活動を担っているセンター等で活動している専任教員を中心に19名が参加して,「国立大学法人共同研究センター西日本ブロック専任教員会議」が開催されました。当センターからは,北村寿宏 教授,丹生晃隆 准教授,小金民造 客員教授が参加しました。

 今回は,「新段階を迎えた産学連携を考える」をテーマに議論が行われました。

 まず,自己紹介を兼ねて各大学から現在の活動や取り組みについて紹介し,その後,テーマについて議論しました。

 センター棟の建物は,各大学とも老朽化が進み,修繕や維持管理費の捻出に苦労しており,その対応について意見が交わされました。少額案件については各センターともセンターの予算でやりくりしているものの,高額(50万円超)は本部と折衝で対応しているところがほとんどでした。

 近年,これまでの教員や事務に加えて,CDやURAなどの人材が増え,役割分担や人材育成について議論しました。どこの大学も問題はあり,専任教員が調整を行っているところが多いことがわかりました。

 会議に続き懇親会が開催され,立場を同じくする専任教員同士で,現況や課題,困っている点など,多くの意見交換ができました。

 次回は,島根大学の当番で実施することとなりました。



【2014/03/31】

 産学連携研究会

 ■日時:

平成26年3月6日(木)研究会14:30〜17:00 意見交換会17:30〜21:00

 ■場所:

新潟大学 駅南キャンパス「ときめいと」講義室

 ■参加:

・京都工芸繊維大学 稲岡美恵子 准教授

・香川大学 永冨太一 助教
・愛媛大学 秋丸国広 准教授
・島根大学産学連携センター 北村寿宏 教授

 ■内容:

 この研究会では,4大学の産学連携関係のセンターの専任教員が集まり,最近の各大学の共同研究の動向や産学連携の活動や状況,問題点などの意見交換を行っています。今回は「各大学における共同研究受入状況に関する整理および課題抽出」をテーマに開催し,共同研究1件あたりの研究費受入額の動向について議論しました。

 共同研究1件あたりの研究費受入額は,ごく一部の大学(3大学程度)を除いて,ほとんど横ばい状態であり,増加していないことがわかった。また,大学の規模が大きくなるほど,共同研究1件あたりの研究費受入額が大きくなる傾向があることが明らかになりました。

 大学の規模が大きくなれば,共同研究の件数やそれに関わる教員も多いことから相乗効果で金額が増加する,あるいは,そもそも大学の知名度などである程度研究費が決まっているなどの要因が考えられることを議論しました。

 この成果は,6月に開催される産学連携学会の大会で発表することになりました。

 研究会終了後は,場所を代えて意見交換会を行い,懇親を深めました。



【2014/03/13】

 しまねMOTセミナー中級編「顧客ニーズから展開する製造業での新技術開発手法(2)

 ■日時:

平成26年2月27日(木)13:30〜17:00,28日(金)9:00〜16:30

 ■場所:

テクノアークしまね1階中会議室

 ■内容:

 今回,始めてとなる中級編では,MOTのマーケティングを中心に,座学に加えて自らのテーマについて演習を行い,その結果を参加者間で発表し議論を行うグループ討議を組み合わせて実施しました。

 参加した皆さんが,熱心に受講すると共に,活発な議論が行われ,会場が熱気に包まれるほどでした。

 詳しい内容はこちらをご覧ください。



【2014/02/24】

 北見工業大学「6次産業人材育成事業」の調査

 ■日時:

平成26年2月21日(金)13:00〜14:00有田教授 14:15〜15:30宇都准教授

 ■場所:

北見工業大学 社会連携推進センター センター長室,マテリアル工学棟3F 宇都研究室

 ■内容:

 北見工業大学の有田教授,宇都准教授を訪問し,北見工業大学で行われている「6次産業人材育成事業」の調査を行ってきました。
 この人材育成事業では,社会人を対象にして,セミナーと実習を組み合わせ,食品産業の振興に貢献できる人材の育成をすすめており,本学にも参考になる点が多く見受けられました。
 今後の本学の人材育成の検討に活かして行きたいと思います。



【2014/02/24】

 国立大学法人共同研究センター等センター等教員会議 第3回幹事会

 ■日時:

平成26年2月21日(金)9:15〜11:30

 ■場所:

北見工業大学社会連携推進センター内会議室

 ■内容:

 平成26年夏に予定されてる「国立大学法人共同研究センター等教員会議」の開催に向けて,北村寿宏教授をはじめ,6名の教員で幹事会を構成し,会議の企画を進めています。

 第3回となる今回の幹事会では,会議日程や分科会のテーマについて議論しました。



【2014/02/18】

 HoPE2月例会「儲かる産学連携」

 ■日時:

平成26年2月12日(水)18:00〜19:40

 ■場所:

北海道大学産学連携本部創成科学研究棟5階会議室

 ■内容:

北村教授による基調講演

 HoPE (北海道中小企業家同友会産学官連携研究会)で毎月行われている例会が,「儲かる産学連携」をテーマに,産学連携学会北海道支部と共同で開催され,いくつかの事例紹介とパネルディスカッションが行われました。

 この中で,当センターの北村寿宏 教授が,「産学官連携を活用した新事業展開による企業再生」と題して基調講演を行い,島根大学と出雲土建株式会社との連携で実用化に至った調湿用木炭について紹介しました。

 HoPEは中小企業の経営者の集まりで,産学連携も非常に熱心であり,企業同士の交流も深く行われており,交流会,2次会と夜遅くまで交流が続きました。

パネルディスカッションの様子



【2014/02/17】

 北海道大学産学連携本部 訪問

 ■日時:

平成26年2月12日(水)10:30〜14:30

 ■場所:

北海道大学産学連携本部北キャンパス総合研究棟3号館

 ■内容:

北海道大学

 北海道大学で,平成24年度から始めておられる「イノベーション創成に向けたプロジェクトマネージャー育成プログラム」について,企画運営を行っておられる産学連携本部の荒磯恒久 特任教授と,このプログラムの育成講座の受講者でもある城野理佳子 産学連携マネージャーに,企画側と受講側,両面からのヒアリングと,産学連携に関する意見交換をさせていただきました。

 二つの育成講座のうち,マネージャーとしての実践経験を積むためのアドバンストコースには,企業だけでなく,官や学からの受講者もあり,受講だけでなく連携の基礎となるネットワークの構築にも繋がっていること,また,分野を絞ったセミナーも実施されており,受講者が中心になった特定プロジェクトも進んでいることがわかりました。
 地方における産業振興やイノベーションの創出のためには,このような人材育成や交流の仕組みが不可欠であると実感しました。
 今後も意見交換を継続的に行い,島根でのMOT教育やイノベーション創出の人材育成につなげていきたいと思います。



【2014/02/03】

 しまねMOTセミナー初級編「顧客ニーズから展開する製造業での新技術開発手法(1)

 ■日時:

平成25年12月19日(木)13:30〜17:00

 ■場所:

松江商工会議所

 ■内容:

 中小企業が,自社の経営資源,特に技術を活かして,独自の製品や技術を開発し,事業として進めていくための心構えや手法について講義するとともに,身近な例で理解を深めてもらおうと,地元の企業(松江土建株式会,マシン・テクノロジー株式会社)での取り組み事例を紹介していただきました。

 詳しい内容はこちらをご覧ください。

講義

事例紹介



【2014/01/09】

 国立大学法人共同研究センター等センター等教員会議 第2回幹事会

 ■日時:

平成26年1月8日(水)13:30〜17:00

 ■場所:

キャンパス・イノベーションセンター東京 リエゾンスペース509(5階)

 ■内容:

 平成26年夏に予定されてる「国立大学法人共同研究センター等教員会議」の開催に向けて,北村寿宏教授をはじめ,6名の教員で幹事会を構成し,会議の企画を進めています。

 第2回となる今回の幹事会では,会議の分科会について議論しました。基本的に参加者同士で議論する場を設けることを確認しまた。また,テーマについて様々な角度から意見を交わしました。



【2014/01/28】

 産学連携センター講演会 アイデアから事業が成功するまで」

 ■日時:

第1回平成25年11月20日(水)13:30〜15:00

第2回平成25年12月18日(水)13:30〜15:00

 ■場所:

島根大学総合理工学部1号館2階 第3会議室

 ■内容:

池淵昇平 特任教授

 ベンチャー企業と事業再生について事例を紹介するとともに,そこにあるリスクやビジネスモデルなどを見てベンチャー企業の現実や継続の難しさについて理解を深めることを目的に,「アイデアから事業が成功するまで」と題して,当センターの池淵昇平 特任教授による講演会を2回開催しました。

 第1回目の「身近なアイデアや大学での研究を事業化する道のり」には,地域の企業の方や学内関係者など約15名の参加がありした。
 (1)フジテレビの「ほこ×たて」対決にも登場した「シャッターガード」(鳥取発ベンチャー),(2)薬品・洗剤を使わず汚れを落とし,老人ホームの感染予防(―島根発ベンチャー),(3)真空環境下でガラスも吸着できる世界初の静電チャック(大学発ベンチャー)の3つについて,スタートアップから現在までの経緯を中心に紹介し,その中で,新しいビジネスを軌道に乗せるまでの難しさとその中でのベンチャーキャピタルの役割について説明しました。

 第2回目の「事業再生への道のり」には,地域の企業の方や学内関係者など約10名の参加がありました。
 企業の事業再生について紹介し,その中で,企業の経営の状況をみる決算書(貸借対照表や損益計算書)の見方のポイントや融資と投資の違いなど事業再生の基礎となることを解説しました。さらに,山陰再生ファンドで行われた地元企業の事業再生の事例について紹介しました。



【2013/12/26】

 産学連携学会 関西・中四国支部 第5回研究・事例発表会

 ■日時:

平成25年12月6日(金)12:30〜17:30

 ■場所:

海峡メッセ下関 国際貿易ビル8階 804会議室

 ■内容:

関門海峡

 産学連携学会 関西・中四国支部 研究・事例発表会は,地域が共有する課題を解決し,産学連携の促進に向けて産学連携の事例や研究成果について情報交換を行い,かつ,地域内の会員の交流を深めるために,当該エリアの方々が気軽に産学連携の事例の紹介や様々な研究の発表ができるように企画されたものです。
 今回の発表会では,17件の事例や研究紹介が行われました。支部エリア内だけでなく,群馬や富山からの参加もあり,関心の深さが伺われました。各発表での質疑は非常に活発で,参加者の情報交換や交流が促進されました。

 当センターからは,北村寿宏 教授,丹生晃隆 准教授,小金民造 客員教授が参加しました。また,丹生准教授が,大学と企業との連携を促進するために実施した事例である「島根県・松江市における情報分野の産学官連携」について発表しました。
 発表会の後には情報交換会があり,発表会では足らなかった議論の続きが行われました。
 発表会の詳細はこちらをご覧ください。

北村寿宏 教授

丹生准教授による事例発表の様子



【2013/12/26】

 平成25年第2回関西・中四国地方産学連携研究会

 ■日時:

平成25年12月5日(木)14:00〜17:00

 ■場所:

海峡メッセ下関 国際貿易ビル8階 806会議室

 ■参加:

・京都工芸繊維大学 稲岡美恵子 准教授

・香川大学 永冨太一 助教
・愛媛大学 秋丸国広 准教授
・島根大学産学連携センター 北村寿宏 教授

 ■内容:

 関西,中国,四国地方のセンターの専任教員が集まり,最近の産学連携の活動や状況,問題点などの意見交換を行いました。

 主に,大学での発明や特許出願,知財教育について議論しました。

@ 特許の出願経費について

今法人化で発明の帰属が大学であるところがほとんどであるが,10年近くが経過し,出願や権利維持に係わる費用が多くなり,また,JSTの海外出願の支援が来年度から大きく変わることから,特許に係わる経費について情報交換すると共に,議論しました。特許に係わる経費の増額は難しく,経費節約,特に,出願時の経費節約が必要であるとの意見が多く出されました。

A 産学連携に係わる陣容について
参加4大学の産学連携に係わる陣容(教員,CD,URAなど)について情報交換を行いました。各大学の考え方により,配置数の違いはあるものの,参加4大学では合計の人員についてはほとんど同じであることがわかった。
B 知財教育について
学部や大学院でどのような知財教育を行っているのかを情報交換しました。

 研究会終了後は,場所を代えて情報交換を行い,懇親を深めました。



【2013/12/02】 

 全国イノベーションコーディネータフォーラム2013
 平成25年度イノベーションコーディネータ表彰・表彰式

 ■日時:

平成25年11月26日(火)13:00〜16:50,27日(水)9:00〜12:30

 ■場所:

ピアザ淡海 滋賀県立県民交流センター

 ■内容:

琵琶湖

 科学技術振興機構(JST)の主催で,全国にて産学官連携に従事するコーディネータを対象に,コーディネータのノウハウや考え方を共有しスキルアップを図るとともに優秀なコーディネータの育成方法等を論議する「全国イノベーションコーディネータフォーラム」が開催され,当センターからは,北村寿宏教授,丹生晃隆准教授,久保衆伍特任教授が参加しました。
 併せて「平成25年度イノベーションコーディネータ表彰」の表彰式が行われ,「若手賞」を受賞した当センターの丹生晃隆准教授が表彰されました。

丹生准教授 表彰式の様子

 26日は,科学技術振興機構 小原満穂 理事,文部科学省技術・学術政策局 木村直人 産業連携・地域支援課長,嘉田由紀子 滋賀県知事の挨拶に続き,二つの特別講演が行われました。
 一つ目は,京都府立大学大学院の塚本康浩教授が,「ダチョウ抗体の商品化における産学官の力」と題して講演されました。
 自ら行っていたダチョウの研究を元に,ダチョウに各種の抗体を与えることで,卵にそれらの抗体が濃縮される点に着目し,各種のビジネスを行うベンチャー企業を立ち上げて事業を行っている経緯を紹介され,またその中で,JSTのコーディネータが大きな力となったことやベンチャー企業の苦労,様々な連携の重要性について触れられました。
 二つ目は,釜石ヒカリフーズ株式会社 佐藤正一 代表取締役が,「被災地の産学連携事例「水産・加工業の課題解決に向けた広域連携」」と題して講演されました。
 震災後に釜石市で,水産加工を中心とした釜石ヒカリフーズ株式会社を立ち上げた経緯や事業内容,産学官連携の役割などについて紹介されました。またその中で,高知工科大学の開発した「スラリーアイス」の技術が大きな役割を果たし,広域連携や大学との連携の重要性を指摘されました。
 特別講演に続き,2日目に行われる3つの分科会,第1分科会「考察・COI STREAMとコーディネータ」,第2分科会「これからの地域間連携」,第3分科会「次世代コーディネータに求められる突破力」の趣旨や問題提起が,分科会のモデレータから行われました。
 最後に,イノベーションコーディネータ表彰・表彰式が行われ,「イノベーションコーディネータ賞・若手賞」を受賞した当センターの丹生准教授が表彰されました。

 27日には,北村教授が,第1分科会「考察・COI STREAMとコーディネータ」に参加しました。COI事業のような多数の大学関係者や企業が連携する大型のプロジェクト,それを支えるコーディネート人材の業務や育成について,グループ討議を行い議論しました。基礎研究から事業化までを見据えた人材が必要であり,OJTでの育成や雇用の安定化などが必要であるとの意見が多くありました。



【2013/11/13】

 コンソーシアムにいがた「産学連携部会」〜産学官連携実務者勉強会〜
 「事例に学ぶ:『産学官連携』の役割を考える」

 ■日時:

平成25年11月11日(月)13:30〜17:45,12日(金)9:30〜12:00

 ■場所:

新潟大学 駅南キャンパス「ときめいと」講義室B

 ■内容:

北村寿宏 教授

 高等教育コンソーシアムにいがた「産学連携部会」の主催で,新潟で産学連携に従事しておられる大学等教職員,コーディネーター,地方自治体や支援機関をはじめ企業の職員を対象とした産学官連携実務者勉強会が,「事例に学ぶ:『産学官連携』の役割を考える」をテーマに開催されました。

 1日目は,大学や企業関係者など約30名が参加しました。
 まず,公益財団法人川崎市産業振興財団 櫻井 亨 産業支援部長による「事例に学ぶ:川崎市の産学・産産連携モデル〜地域活性化を目指して〜」と題するの講演があり,続いて,新潟大学産学地域連携推進機構 川崎一正 准教授が,共同研究の現状や新潟での取り組み事例を紹介されました。

グループ討議

 2日目は,大学や企業関係者など約15名が参加する中,北村寿宏 教授が講師を務め,「事例に学ぶ:産学連携の特徴と効果」をテーマにケーススタディを行いました。
 まず,産学連携や共同研究の現状や特徴について講演し,続いて,地方大学で地元企業との産学連携で実用化した事例をもとにグループ討議を行うケーススタディを行いました。
 参加者からは,地方の産学連携の現状や特徴,課題などについて良く理解できたとの感想を頂きました。

 新潟は大学も多く,大学同士の連携も進んでいるようでうらやましく感じた次第です。



【2013/11/28】

 第58回中国四国産学連携化学フォーラム

 ■日時:

平成25年11月9日(土)13:20〜17:20

 ■場所:

島根大学総合理工学部3号館2階多目的ホール

 ■内容:

 第58回中国四国産学連携化学フォーラムが,日本化学会中国四国支部,中国四国・化学と工業懇話会の主催,当センターの後援で開催されました。

 今回のフォーラムは,地域との繋がりを意識し,地元企業および本学より5名の講演者をお願いし,活動・研究内容などをお話しいただき,地域で活躍される企業の方および大学関係者に相互の理解を深めていただくことを目的としており,大学関係者や企業の方をはじめ行政や支援機関の方や学生など約60名が参加しました。

 当日は,以下の5つの講演がありました。

1)

「天然鉱物の加工から無機ナノ粒子の合成まで(産学連携を通して)」

 堀江 成 氏(堀江化工株式会社 代表取締役社長)

事業内容の紹介や新しい取り組みとしてのハイドロキシアパタイトのナノ粒子の合成やその応用の開発について紹介されました。

2)

「色素増感太陽電池におけるフタロシアニン誘導体を利用した新規色素材料の合成」

 池上崇久 氏(島根大学准教授)

色素増感太陽電池やその色素として研究に取り組んでいるフタロシアニン誘導体について,さらには,フタロシアニン二量体の二光子吸収材料としての特質を活用して光線力学療法への応用の可能性について紹介されました。

3)

「島根県との紫外線対策化粧品および化粧品原料開発について」

 西浦英樹 氏(日本コルマー(株) 研究開発本部 基礎研究部 マネジャー)

UVカット化粧品を開発するために実施しているコラーゲンシートによる暴露試験(本学の高橋教授との共同研究)や,出雲産デラウエアの果皮を用いたDNA損傷の修復効果についての研究成果を紹介されました。

4)

「産学連携によって成し得た地方中小企業の全国・海外展開−産学間の調整役という職務から見えたもの−」

 増木新吾 氏(松江土建株式会社 環境部 研究開発グループリーダー)

新規事業としての水質浄化システムの紹介やその開発における産学連携の特徴や課題について紹介されました。地元企業との産学連携においては,産と学とをつなぐ人材が企業側にも大学側にも不足しており,その育成や大学での教育の必要性を指摘されました。

5)

「希土類を用いた可視光域カラーチューニング発光材料の開発」

 西山 桂 氏(島根大学 准教授)

オルガノゲルに希土類を添加した発光体の研究成果や希土類固体ナノ粒子の発光体の研究成果について紹介されました。


 講演後は,総合討論,懇親会が行われ,学生も加わり産=学の間で,様々な意見交換がなされました。



【2013/11/06】

 第25回国立大学法人共同研究センター長等会議

 ■日時:

平成25年10月31日(木)13:30〜19:30,11月1日(金)9:30〜11:00

 ■場所:

鹿児島サンロイヤルホテル

 ■内容:

 平成25年10月31,11月1日に鹿児島サンロイヤルホテル(鹿児島市)で開催された第25回国立大学法人共同研究センター長等会議に,大庭卓也 センター長,北村寿宏 教授,研究協力課 江藤誠 係長が出席しました。
 この会議には,全国の国立大学法人に設置されている共同研究センター等のセンター長,専任教員,担当事務など約200名が出席しました。

 1日目は,文部科学省の横井理夫 氏による「産学官連携の現状と今後の展開」をテーマとする基調講演の後,分科会A「共同研究センター等のマネジメント」と,分科会B「地域と大学のコミュニケーション戦略」が行われ,それぞれ特色有る活動を行っている大学からの報告の後,意見交換や,議論が交わされました。
 大庭センター長が参加した分科会Aでは,「大学内における共同研究センター等の位置づけ」と「共同研究センター等の組織運営」を議題に行われ,「共同研究センター」は設置から時を経て,機能の拡張や他の学内機能との統合を経て多用な発展を進めてきていることがわかりました。
 北村教授と江藤係長が参加した分科会Bでは,「地域との連携体制の構築」と「人(個人)を介したネットワークの構築」を議題に行われ,各大学がそれぞれの地域特性に応じて,自助努力によって,社会貢献活動に精力的に取り組んでいること,個人の力による成功事例も数多くあることなどがわかりました。

 2日目には,株式会社エルムの宮原隆和 代表取締役による,「『想い』を『かたち』に,そして『世界』へ」をテーマとする講演があり,企業での新事業の展開や研究・開発の取り組みについて紹介されました。

 来年は,北見工業大学の担当で開催される予定です。



【2013/11/05】

 アグリビジネス創出フェア2013

 ■日時:

平成25年10月23日(水),24日(木)10:00〜17:00

 ■場所:

東京ビッグサイト

 ■内容:

 全国の産学官の各機関が有する,農・林・水産・食品分野などの最新技術や研究成果を分かりやすく展示し,研究機関と事業者などとの連携を促進する技術・交流展示会であるアグリビジネス創出フェア2013が開催され,当センターからは,北村寿宏 教授と丹生晃隆 准教授が参加しました。
 島根大学からは,農林水産業の六次産業化プロジェクトセンターがブースでの展示説明を行うと共に,現在の取り組みについてプレゼンテーションを行いました。ブースでは,これまでの研究で取り組んだ成果である@晩夕飲力(柿ドリンク),A神在の里(学生が栽培したサツマイモの紅あずまを原料にした焼酎),Bシャインマスカットを原料にした白ワイン,Cドライフルーツなどの試飲試食も用意し,多くの方の関心を集めていました。

展示ブース

プレゼンテーション

 農林水産省‐産学連携学会共催シンポジウム 〜美味しさへのイノベーション〜では,美味しくて,生活を楽しくし,さらに健康増進にも役立つ食品について鍵となる科学技術の視点から議論されました。先ず,@「日本一の大麦の生産地をPR」((株)大麦工房ロア 専務取締役 上武 裕 氏),A「伝統食材“碁石茶”の機能性と6次産業化」((株)大豊ゆとりファーム 社長代理 大石雅夫 氏)の2つの実例の報告があり,続いて,実現の方法についてパネル形式で議論され,大学の活用などの産学連携の重要性が指摘されました。



【2013/10/10】

 産学連携研究会

 ■日時:

平成25年10月9日(水)13:30〜17:00(意見交換会17:30〜20:00)

 ■場所:

岡山大学津島キャンパス 研究推進産学官連携機構2階相談室

 ■参加:

・長崎大学産学官連携戦略本部 竹下哲史 准教授

・新潟大学産学地域連携推進センター 川崎一正 准教授
・岡山大学産学官融合センター 藤原貴典 准教授
・島根大学産学連携センター 北村寿宏 教授

 ■内容:

 この研究会では,4大学の産学連携関係のセンターの専任教員が集まり,最近の各大学の共同研究の動向や産学連携の活動や状況,問題点などの意見交換を行っています。
 今回は「各大学における共同研究受入状況に関する整理および課題抽出」をテーマに,0円での共同研究契約について,各大学で調査した結果を検討しました。0円の共同研究契約については,@複数年度契約で当該年度に研究費の受入が無く見かけ上0円となっている契約,Aそもそも研究費の受入が無く0円での共同研究契約になっている,の2種類があることが分かりました。島根大学ではAは実施していませんが,他の3大学では少なからず0円の共同研究があることが分かりました。また,@とAを合わせた0円の共同研究の割合は,年度ごとの変化があるものの大きく見ると増加傾向にあることが分かりました。
 今後は,長期にわたって共同研究を実施している企業の動向について調査・検討していくこととしました。また,来年度の科研費の獲得に向けて準備を進め,申請することにしました。
 研究会終了後は,場所を代えて情報交換を行い,懇親を深めました。



【2013/10/09】

 産学連携学会第10回学金連携システム研究会

 ■日時:

平成25年9月10日(火)13:00〜17:10

 ■場所:

北海道大学産学連携本部創成科学研究棟4階セミナー室B・C

 ■内容:

学金連携システム研究会のページをご覧ください



【2013/10/04】

 北海道大学産学連携本部を訪問し,人材育成に関する調査,意見交換

 ■日時:

平成25年9月10日(火)10:30〜12:20

 ■場所:

北海道大学産学連携本部創成科学研究棟3階302号室

 ■内容:

 北海道大学で,荒磯恒久特任教授が中心になって平成24年度から始めておられる「プロジェクトマネージャー育成講座」について,ヒアリングを行いました。
 北海道地区では,文部科学省事業「地域イノベーション戦略支援プログラム」に採択され,その一環として「イノベーション創成に向けたプロジェクトマネージャー育成プログラム」の開発研究を進めています。この研究開発では,イノベーションの創出を目指したプロジェクトマネージャーの育成を目的としているが,これは中小企業が新規事業展開を行うときに必要となる素養と共通している部分が多く,島根地域でのMOT教育などの参考になりました。
 今後も意見交換を継続的に行い,島根でのMOT教育やイノベーション創出の人材育成につなげていきたいと思います。



【2013/09/19】

 環境・福祉・住生活向け商談会with大和ハウス工業株式会社

 ■日時:

平成25年8月20日(火)

 ■場所:

テクノアークしまね 4階大会議室

 ■内容:

 しまね産業振興財団が中心となって,環境エネルギー,健康福祉などといった分野に積極的に取り組んでおられる大和ハウス工業株式会社と地元企業との商談や研究機関とのニーズとシーズのマッチングを進めるために開催された「商談会」に,生物資源科学部の佐藤利夫 教授と総合理工学研究科の周 海 准教授,そして当センターから北村寿宏教授と久保衆伍特任教授が参加しました。名称が「商談会」となっていますが,大学等の研究機関からは,共同研究等に結びつきそうな研究シーズを紹介する会です。
 佐藤教授は,水処理や資源回収などの研究成果を紹介し,水や空気の微生物殺菌に利用できる紫外線ランプの技術などに関心を持ってもらえました。また,植物工場に関連して,LEDなどの光による植物防除や養液栽培技術への関心も高いと感じられました。
 周 准教授は,振動の測定や解析技術について紹介しました。住宅でも,用途変更や音など様々な問題があり,振動測定や解析の技術を必要としているニーズがあることが分かりました。
 今後,継続的に情報交換ができ,大和ハウス工業株式会社と何らかの形で連携が進むことが期待されます。



【2013/09/18】

 第26回国立大学共同研究センター専任教員会議

 ■日時:

平成25年8月27日(火),28日(水)

 ■場所:

横浜国立大学 教育文化ホール(横浜市保土ケ谷区常盤台79番1号)

 ■内容:

全体会議

 全国の国立大学に設置されている産学連携を担当している組織の教員が集まり,情報交換や意見交換を行う「国立大学法人共同研究センター専任教員会議」に,当センターから,北村寿宏 教授と丹生晃隆 准教授が参加しました。
 第26回となる今回は,横浜国立大学の当番により,大学内の教育文化ホールで開催され,全国からセンターの専任教員約名が集まり,様々な意見交換や議論が交わされました。

基調講演

 一日目は,先ず,文部科学省産業連携・地域支援課 大学技術移転推進室の沼田 勉 室長補佐による,「産学官連携の現状と今後の展開」と題しての基調講演があり,産学連携のこれまでの経緯や現状,現在進められている施策などを紹介されました。
 続いて幹事から,規則改定と名簿の取り扱いついて説明があり,規則は原案通り承認されました。
 その後,「多様化する産学官連携の過去・現在・未来」と題して,3つの視点から分科会が行われました。

分科会1:産学官連携の過去の事例から学ぶ
分科会2:産学官連携の現状と問題点
分科会3:産学官連携の未来像
分科会2

 北村教授は,分科会2「産学官連携の現状と問題点」に参加し,現在,各教員が抱えている問題を上げると共に,その問題について各大学の状況を紹介し,解決策などの意見交換を行いました。問題としては,大学そのものの戦略,産学連携活動,地域との連携,知的財産,事業化,センター棟などの施設管理など多岐にわたり,また,キーワードとしては評価,人材,リスクマネージメントがあげられ,問題も多様化していることがわかりました。今回は,問題点を列挙すると言うことが目的でしたが,各大学での取り組みの紹介など問題の解決にむけた議論も合わせて行われました。
  二日目は,各分科会で継続して議論が行われた後,全体会議でその報告があり,情報を共有しました。
 次回(来年)は,秋田大学の当番で行われる予定です。



【2013/09/05】

 イノベーション・ジャパン2013−大学見本市

 ■日時:

平成25年8月29日(木),30日(金)

 ■場所:

東京ビックサイト

 ■内容:

 島根大学からは,医学部 整形外科学 内尾祐司教授のグループが「宮大工の概念をハイテクで具現化した骨折手術支援システム」をテーマに出展し,今出真司 助教が研究シーズを紹介すると共に,ショートプレゼンテーションを行いました。
 当センターからは,阿久戸敬治 教授,北村寿宏 教授,中村守彦 教授,丹生晃隆 准教授,久保衆伍 CD,小金民造 客員教授が参加しました。詳しくは,こちらををご覧ください。



【2013/08/23】

 産学連携学会 第10回リスクマネジメント研究会

 ■日時:

平成25年8月22日(木)13:30〜16:30

 ■場所:

コラボ産学官プラザ in TOKYO 5Fセミナー室

 ■内容:

リスクマネジメント研究会のページをご覧ください



【2013/08/19】

 北村寿宏教授が平成25年産学連携学会功労賞を受賞

 ■内容:

 北村寿宏教授が,6月20日に盛岡市で開催された第11回産学連携学会総会において,功労賞を受賞しました。
 この賞は,産学連携学会の活動に対し功労のあった個人・団体を表彰するもので,今年度は,関西・中四国支部の6名が表彰されました。
 北村教授は,産学連携学会の関西・中四国支部を平成21年に立ち上げ,支部長としてこれまでに発表大会を4回開催するなど,支部活動の活発な運営が評価され,今回の表彰となったものです。
 後日,竹内理事・副学長,大庭卓也センター長同席のもと,小林学長に表彰の報告を行いました。

表彰式

中央:小林学長

左:竹内理事・副学長

右:大庭卓也 センター長



【2013/07/30】

 平成25年度中国・四国地区国立大学法人地域共同研究センター等センター長会議

 ■日時:

平成25年7月18日(木)13:00〜17:00

 ■場所:

岡山大学本部棟6階第1会議室

 ■内容:

 中国・四国地区の国立大学法人で産学連携を推進しているセンターや機構の,センター長や教員,担当事務スタッフなど約30名が出席する中,本学からは,大庭卓也センター長,北村寿宏教授,西田俊一研究協力課長が出席しました。
 岡山大学の山本進一理事(研究担当)による開会挨拶の後,文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課 沼田 勉 大学技術移転推進室長補佐が,「産学官連携の現状と今後の展望」と題して,文部科学省における産学関連施策を中心に,これまでの取り組みや今後の方向性について講演されました。続いて,経済産業省中国経済産業局 尾本哲朗 地域経済部長が,「最近の経済情勢と産学官連携の動向」と題して,現在の日本の経済状況や中国地方での産学官連携の取り組み事例について講演されました。
 その後,「共同研究センター機能の再定義と,組織内相互協力について」をテーマに,各大学における組織の変遷や現在の取り組み状況について紹介し,意見交換をしました。
 さらに,「センター機能の学外連携による一部共有化と研究戦略室の設置」,「地域中小企業との産学官連携の推進について」の2つの協議事項について情報交換および議論がなされました。また,会議の終了後は,情報交換会が開催され,活発な意見交換や議論が続けられました。
 来年は,徳島大学が当番校として開催される予定です。



【2013/07/02】

 産学連携学会第11回大会(盛岡)

 ■日時:

平成25年6月20日(木)〜21日(金)

 ■場所:

いわて県民情報交流センター(アイーナ)

 ■内容:

 産学連携学会の定期大会である第11回大会が,6月20,21日に盛岡市で開催され,当センターからは北村寿宏 教授,中村守彦 教授,丹生晃隆 准教授が参加しました。
 160件を超える研究成果の発表や招待講演,ポスターセッションが行われ,多数の参加者もあり盛況でした。
 北村教授は,「共同研究実績の推移から見る島根大学の産学連携の現状」と題してこれまでの本学の共同研究の動向を分析した結果について報告しました。また,「人材育成5」のセッションの座長を務め,4件の発表の司会進行を行いました。
 次回は,平成26年に長野県で行われる予定です。
 産学連携学会第11回大会の詳しい内容は,こちらをご覧ください。
 北村教授の発表内容(講演予稿集から抜粋)は,こちらをご覧ください。



【2013/06/18】

 産学連携学会名誉会長 湯本長伯先生 退官記念シンポジウム「産学官連携の未来に向けて」

 ■日時:

平成25年6月8日(土)13:30〜16:45

 ■場所:

一橋講堂 中会議場3,4

 ■内容:

 本年3月で九州大学を定年退職された,産学連携学会名誉会長でもある日本大学 湯本長伯教授の退官記念シンポジウムが,産学連携学会の主催で開催され,当センターからは,丹生晃隆准教授(パネラーとして),北村寿宏教授,小金民造客員教授が参加しました。

 湯本教授による,「社会変革構造設計のための産学連携・異種異質連携学の役割とその確立に向けて−社会内的変革エンジンをどう設計し伝えて行くのか」をテーマとする講演では,これまで取り組んでこられた産学連携活動やその考え方を紹介されるとともに,将来に向けての問題提起をされました。
 「産学官連携の未来に向けて」をテーマとするシンポジウムでは,静岡大学の木村雅和教授がモデレータとなり,パネラーとして東京海洋大学の川名優孝准教授,島根大学の丹生晃隆准教授,香川大学の永富太一助教,高知大学の石塚悟史准教授を迎え,湯本先生をコメンテータとしてパネルディスカッションが行われました。
 パネラーの4名が,現在,各地で行っている産学連携活動や日頃の悩み,今後について紹介し,それに対して,コメンテータとのやりとり,会場からの質疑と,人材育成や教員としての評価の問題などについて活発な議論が交わされました。

湯本教授による講演

シンポジウム

丹生准教授

 終了後には場所を変えて,25名程度が参加して情報交換会が行われ,引き続き,産学連携に関する議論が交わされました。



【2013/06/17】

 環境・福祉・住生活向け商談会with大和ハウス工業株式会社ニーズ説明会

 ■日時:

平成25年6月7日(金)13:00〜16:30

 ■場所:

テクノアークしまね 階大会議室

 ■内容:

 公益財団法人しまね産業振興財団が中心となって,環境エネルギー,健康福祉などといった分野に積極的に取り組んでおられる,大和ハウス工業株式会社と地元企業との商談や,研究機関とのニーズとシーズのマッチングを進めていくこととなり,そのニーズ説明会が行われ,地元企業,大学,高専,島根県など関係者約60名が参加する中,当センターからは,北村寿宏教授と久保衆伍特任教授が参加しました。
 ニーズ説明会に先立ち,島根大学 ナノテクプロジェクトセンター長である,総合理工学研究科の藤田恭久教授による「ナノテクノロジーが切り開くグリーン&ライフイノベーション」と題する講演があり,藤田教授が中心となって研究を進められている酸化亜鉛の製造とその応用について,また,ナノテクプロジェクトセンターについて紹介をされました。
 引き続いて,大和ハウス工業株式会社から,会社の紹介,取り組み中の事業分野,必要としている製品や技術について説明がありました。これを受けて,地元企業や研究機関などから提案を行う商談会が8月20日に開催される予定です。
 大和ハウス工業株式会社と何らかの形で連携が進むことが期待されます。

藤田恭久教授による講演

ニーズ説明会



【2013/06/17】

 平成25年度第1回関西・中四国地方産学連携研究会

 ■日時:

平成25年6月5日(水)14:30〜17:00

 ■場所:

岡山大学 津島キャンパス 研究推進産学官連携機構2F相談室

 ■参加:

・和歌山大学 河崎昌之 准教授

・京都工芸繊維大学 稲岡美恵子 准教授

・岡山大学 藤原貴典 准教授 ・山口大学 李 鎔m 准教授
・香川大学 永冨太一 助教 ・高知大学 石塚悟史 准教授
・愛媛大学 秋丸国広 准教授 ・島根大学産学連携センター 北村寿宏 教授

 ■内容:

 関西,中国,四国地方のセンターの専任教員が集まり,最近の産学連携の活動や状況,問題点などの意見交換を行いました。
 まず,先日,申請が締め切られた「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」と関連して大学組織の改革について,次に中国・四国地区国立大学法人地域共同研究センター等センター長会議や,第7回産学官民コミュニティ全国大会&TMS発足1周年記念定例大会の案内など,各センターが係わっている事業や活動について, 最後に,平成25年12月6日(金)に下関市の海峡メッセで開催される予定の,産学連携学会関西・中四国支部が主催(各大学が共催や後援をおこなう予定)する第5回研究・事例発表会の企画について意見交換しました。
 研究会終了後は,場所を代えて情報交換をおこなうと共に親睦を深めました。



【2013/06/13】

 中国地域産総研技術セミナーin島根

 ■日時:

平成25年6月4日(火)13:20〜16:00

 ■場所:

テクノアークしまね 4階大会議室

 ■内容:

 「木質バイオマス発電の中国地域における普及拡大を目指して」をテーマにセミナーが開催されました。講演の他,産総研中国センターの活動紹介とポスター発表があり,当センターからは,北村寿宏 教授と久保衆伍 特任教授が参加しました。
  産業研究所 安全科学研究部門 素材エネルギー研究グループの玄地 裕 研究グループ長による,「間伐材や剪定枝を利用した石炭混焼バイオマス発電の環境負荷削減効果」と題しての講演では,間伐材や剪定枝等のバイオマスを,石炭火力発電所で燃料として用いる際の環境負荷,特に二酸化炭素の発生について,LCA(Life Cycle Assessment)の手法を用いて評価した結果を発表されました。
 他に,松江バイオマス発電株式会社開設準備室の市川 正 室長は,「島根県における木質専焼バイオマス発電事業構想」について,有限会社東根製作所取締役社長の東根秀幸氏は,「小型木質バイオマスガス化発電(給湯)装置ミライトーン」について講演をされました。
 参加者も多く,島根県におけるバイオマス発電やバイオマスに関する関心の深さを感じると共に,関連する情報の収集が出来ました。



【2013/06/10】

 まつえ産業支援センター開所式

 ■日時:

平成25年6月3日(月)13:30〜14:30

 ■場所:

テクノアークしまね 本館1階

 ■内容:

 各専門支援機関との連携を図りながら,企業訪問をベースとした松江市内製造業,情報通信事業等の支援を行う「まつえ産業支援センター」が,テクノアークしまね内に開所しました。
 開所式には,松浦市長を始め松江市の関係者,島根県やしまね産業振興財団,県内企業の代表者,島根大学や松江高専の関係者など約40名が出席する中,当センターからは,大庭卓也 センター長の代理として,北村寿宏教授が出席しました。
 また,本学の小林学長も加わり,看板の除幕も行われました。
 今後,このセンターを核として,松江市内の企業との連携が促進されることが期待されます。



【2013/06/03】

 産学官連携推進に向けた研修会

 ■日時:

平成25年5月31日(金)13:00〜17:00

 ■場所:

島根県農業技術センター 花振興棟 大会議室

 ■内容:

 産学官連携によるものづくり等に数多く取り組んでおられる,東北大学大学院工学研究科の堀切川一男教授を講師に迎え,農林水産分野への助言指導を得ることにより,研究員・大学関係者・企業等の意識醸成及び今後の研究等に活かすことを目的とした研修会が開催され,北村寿宏教授が参加しました。

 まず,堀切川教授による「産学官連携によるものづくり」と題しての講演がありました。
 堀切川教授は,山形大学,東北大学で中小企業と連携して数多くの製品を実用化に導いておられ,その事例の一部を紹介されました。
 企業との連携のきっかけは「御用聞き型企業訪問」と名付けられた,企業を訪問して相談に応じると言う活動でした。
 企業が開発を行い,あともう少しというところで実用化できなかった事例を中心に相談や技術指導を行い,一緒になって課題を解決して実用化に導いておられるそうです。
 一連の活動は,今では「仙台堀切川モデル」と呼ばれており,産学官連携で多くの賞を受賞されています。
 堀切川教授の実用化事例は,ご専門の機械工学の分野だけでなく,文具セットや仙台づけ丼など幅広い分野で行われており,堀切川教授の専門性だけでなく,アイデアマンとしての才能を活かされていることがよく分かりました。

 続いて,農業技術センターからは豆石の開発事例が,参加者からはそば殻の活用について紹介があり,堀切川教授から助言を受けると共に,研修会の参加者間で意見が交わされました。



【2013/05/28】

 産学連携研究会

 ■日時:

平成25年5月24日(火)14:00〜17:00

 ■場所:

岡山大学 津島キャンパス 研究推進産学官連携機構2F相談室

 ■内容:

 4大学(新潟,岡山,島根,長崎)の産学連携関係のセンターの専任教員が集まり,最近の各大学での共同研究の動向や,産学連携の活動状況,問題点などの意見交換を行いました。
 法人化以降の共同研究の動向について,件数や研究費受入額,その分布などのデータを解析し,議論を行いました。特に,研究費受入額について詳細に調査し分析した結果では,規模の異なる4大学で,件数,受入額とも異なるものの,研究費受入額の相対的な分布は非常に類似していることがわかって来ました。
 この結果の詳細は,6月20,21日に盛岡市で行われる産学連携学会の大会で報告する予定です。
 また,この研究会を継続的に行い,共同研究の動向の調査解析,産学連携活動についての意見交換を行っていくこととしました。
 研究会終了後は,場所を代えて情報交換を行い,懇親を深めました。



【2013/04/18】

 大和ハウス工業株式会社総合技術研究所 訪問

 ■日時:

平成25年4月16日(火)

 ■場所:

大和ハウス工業株式会社総合技術研究所

 ■内容:

 大和ハウス工業株式会社総合技術研究所を訪問し,研究の概要などを説明していただきました。大和ハウス工業では,一般住宅だけでなくアパートやマンション事業など幅広い事業展開をされており,住空間だけでなく,高齢化対応や福祉,あるいは,環境やエネルギーなど様々な分野での事業展開を進められています。
 今後,大和ハウス工業からのニーズの提供や島根大学からの研究成果の紹介など情報交換を進め,連携できる接点を見いだしていきたいと考えています。
 しまね産業振興財団が中心となり,6月7日には先方のニーズ説明会を開催することで準備を進めています。

島根大学産学連携センター地域産業共同研究部門
〒690-0816島根県松江市北陵町2(ソフトビジネスパークしまね内)
Tel:0852-60-2290 Fax:0852-60-2395 E-mail