令和01年度の活動

 2019年度 産学連携学会シンポジウム
 「イノベーション・マネジメントシステム〜効率的なイノベーション創出を目指して〜」

■日時:令和2年2月7日(金)13:30〜18:00

■会場:東京海洋大学 越中島キャンパス

 令和2年2月7日(金)に東京海洋大学 越中島会館講堂で,2019年度 産学連携学会シンポジウム「イノベーション・マネジメントシステム〜効率的なイノベーション創出を目指して〜」が開催され,北村寿宏 教授が参加しました。

 近年,組織的・効率的にイノベーションを起こしていくイノベーション・マネジメントシステムを活用した取り組みへと移行する動きが活発化しつつあり,イノベーション・マネジメントシステムの国際的なガイダンス規格である ISO56002 が発行されています。

 このシンポジウムは,イノベーション・マネジメントシステムに関する専門家,および各社でイノベーション・マネジメントシステムを推進する責任者の方々から,ISO 56000 シリーズの規格内容の紹介,各社におけるイノベーション・マネジメントシステムを活用した具体的な取り組みを紹介いただくとともに,イノベーション・マネジメントシステムに関連するリスクとチャンスを踏まえ,今後,企業や大学はどのように変わるべきかについて討議することを目的に開催されました。

 基調講演として,Japan Innovation Network 代表理事の西口尚宏 氏が「イノベーション・マネジメントシステムISO56000 シリーズの衝撃」と題して,経済産業省 技術振興・大学連携推進課長の今里和之 氏が「イノベーションマネジメントについて」と題して,文部科学省 産業連携・地域支援課長の斉藤卓也 氏が「文部科学省における産学連携の取組について」と題して講演をされました。

 今後,企業や大学内でイノベーションを効率的に創出していくためには,イノベーション・マネジメントシステムの活用が非常に重要であることを指摘されました。

 また,沖電気工業株式会社執行役員・経営基盤本部長の横田俊之氏が「OKI イノベーション・マネジメントシステム Yume Pro 〜」と題して,オリンパス株式会社 統括室イノベーション推進グローバルチーフフェローの菊地奨氏が「顧客ワークフローを変革するイノベーションに向けての始動」と題して,企業でのイノベーション・マネジメントシステムの取り組み事例を紹介されました。

 今後,島根大学でもイノベーション・マネジメントシステム取組が必要であることを痛感しました。

 技術コミュニティラボ第9回ミーティング「人工知能・機械学習の活用とロボティクス」

■令和2年1月23日(木)14:00〜16:00

■島根大学地域未来協創本部産学連携部門

 島根大学地域未来協創本部産学連携部門(旧:産学連携センター)では,平成29年度に技術コミュニティラボを開設し,定期的にミーティングを開催しています。

 今回のミーティングでは,「人工知能・機械学習の活用とロボティクス」というタイトルで,松江工業高等専門学校の堀内 匡 教授に情報提供をしていただきました。

 詳細はこちらをご覧ください。

 しまね地域MOTセミナー【講義と演習】「顧客価値と技術から展開する 新商品・新事業開発手法」

■日時:令和元年12月12日(木)9:30〜17:00

■会場:島根大学 本部事務棟1F 第2会議室(松江市)

 MOTセミナーは,島根県内の関連機関と連携し14年前から「しまね地域MOTセミナー」として開催してきました。

 今回のセミナーは,新製品や新事業創出のマーケティングを中心に,座学に加えて演習を組み合わせたセミナーとしました。

 演習は,自らが行おうとしている新製品の開発や新しい事業を題材にして,自己検討と参加者間で議論を行うグループ討議を組み合わせて実施し,企業や大学,自治体など11名の参加がありました。

 まず,講師の出川 通 氏(テクノインテグレーション 代表取締役,島根大学地域未来協創本部産学連携部門 客員教授)から,「顧客価値と技術から展開する新商品・新事業開発手法」と題して講義がなされました。

 続いて,各自が持ち寄った課題を例にして,@プロダクトライフサイクルに沿って顧客を明確にする,Aベネフィットを軸にした対話で顧客ニーズと技術をむすびつけること,に関して,自己演習とグループ討議が行われ,活発な議論が行われました。

 講義と演習を通して,自ら想定するサービスや新製品で顧客や顧客価値をどのように整理して行くかなど,新事業の展開におけるマーケティングについての理解を深められました。

 また,参加者間の交流が活発に行われ,自然に異業種交流となりました。

 産学連携学会 関西・中四国支部 第11回研究・事例発表会          

■日付:令和元年12月5日(木)〜6日(金)

■会場:サテライトキャンパス広島 大講義室

 産学連携学会 関西・中四国支部 第11回研究・事例発表会が,12月5日,6日に広島市で開催され,当部門の北村寿宏教授,服部大輔准教授,小金民造客員教授が参加しました。

 この発表会は,地域が共有する課題を解決し,産学連携の促進に向けて産学連携の事例や研究成果について情報交換を行い,かつ,地域内の会員の交流を深めるために,当該エリアの方々が気軽に産学連携の事例の紹介や様々な研究の発表ができるように企画されたものです

 11回目となる今回は,18件の事例や研究紹介が行われました。

 参加者は30名で,支部エリア内だけでなく,静岡や長崎などからの参加もあり,関心の深さが窺われました。

 北村教授は「島根大学でのオープンイノベーションの取り組みと課題」と題して,次世代たたら協創センターでの仕組みについて,服部准教授は「地方国立大学におけるAI(人工知能)を用いた共同研究の現状と課題」と題して,島根大学でのAI関連の共同研究の動向について発表しました。

 各発表での質疑は非常に活発で,参加者の情報交換や交流が促進されました。

 発表内容は,産学連携の事例や各種関連データの分析など幅広く,地域との連携や学生教育などの分野の発表も増えてきており,また,地域活性学会からの地域連携の事例発表などもあり,産学連携の広がりを感じることができました。

 全体を通して,発表の内容も非常に興味深いものが多く,今後の産学連携の活動の参考とすることができました。

 1日目の発表会の後には情報交換会があり,発表会では足らなかった議論の続きを行いました。

 発表会の詳細はこちらをご覧ください。

 アグリビジネス創出フェア2019           
島根大学6次産業化
イノベーションチーム
生物資源科学部
施設園芸学研究室

■日時:令和元年11月20日(水)〜22日(金)10:00〜17:00

■会場:東京ビッグサイト 西ホール

 令和元年11月20日(水)〜22日(金)に東京ビッグサイトで,アグリビジネス創出フェア2019が開催されました。

 このフェアは,全国の産学の機関が有する,農林水産・食品分野などの最新の研究成果を展示やプレゼンテーションなどで分かりやすく紹介し、,研究機関間や研究機関と事業者との連携を促す場として開催する「技術交流展示会」です。

 本学からは,島根大学6次産業化イノベーションチーム(松本教授)と,生物資源科学部施設園芸学研究室(浅尾教授)が出展しました。

 島根大学6次産業化イノベーションチームは,島根大学発ベンチャー「農の郷」で試作中の加工食品や,島根大学が関わっている6次産業産品を,試食も用意して紹介しまいた。

 生物資源科学部施設園芸学研究室は,(株)米子シンコー,(有)プティオとの連携による「養液栽培の培養液中に蓄積した生育抑制物質を除去する養液栽培用電気分解装置」を研究開発成果にを紹介しました。

 どちらも,多くの方に関心を持っていただけました。

 地域未来協創本部産学連携部門からは,20日と21日に北村寿宏教授が,20日に小金民造客員教授が参加し,各大学の産学連携活動などの情報収集をしました。

 技術コミュニティラボLT「島根発!Society5.0」           

■日時:令和元年11月16日(土)11:00〜12:00

■会場:くにびきメッセ大展示場(松江市)

 島根県における「Society5.0」の実現に向けて,島根大学と松江高専の教員5名が,「しまね大交流会」の大展示場大ステージに登壇しました。

 詳細はこちらをご覧ください。

 ・ソーシャルメディアに対する時空間データマイニング
    / 島根大学 酒井達弘 助教

 ・ものづくりにおけるデジタル数値シミュレーションの活用
    / 島根大学 新城淳史 准教授

 ・日本の高度な技術力を陰で支える匠の技を継承する最先端の教育
    / 島根大学 橋爪一治 教授

 ・障がい者・高齢者の生活を支援するICT / 島根大学 廣冨哲也 准教授

 ・ディープラーニングとロボティクス / 松江工業高等専門学校 堀内 匡 教授

 産学官金連携情報交換会@出雲

■日付:令和元年10月10日(木)

■会場:出雲市役所

 10月10日に出雲市役所で,産学官金連携情報交換会が開催されました。

 この情報交換会は,島根県産業振興課の呼びかけで開催されたもので,地域において産学官連携に携わるステークホルダーが集まり情報共有を行うという非常に重要な場です。

 今回は,松江市に続いて,出雲市での開催となりました。

 当日は,島根大学地域未来協創本部産学連携部門(北村寿宏 教授),地域医学共同研究部門(中村守彦 教授),松江工業高等専門学校,しまね産業振興財団,出雲市,島根県に属するメンバー計11名が集まり,地域における産学連携活動についてそれぞれ情報提供するとともに,今後の方針などが議論されました。

 出雲市では,少なくとも年に1度のペースで定期開催することとなりました。

 技術コミュニティラボ第8回ミーティング「ミドリゾウリムシの特徴と応用の可能性」

■日時:令和元年10月2日(水)13:30〜15:30

■会場:島根大学地域未来協創本部(旧:産学連携センター)

 島根大学地域未来協創本部産学連携部門では,平成29年度に技術コミュニティラボを開設し,定期的にミーティングを開催しています。

 今回のミーティングでは,「ミドリゾウリムシの特徴と応用の可能性」というタイトルで,本学生物資源科学部 生命科学科の児玉有紀 准教授に情報提供をしていただきました

 詳細はこちらをご覧ください。

 またミドリゾウリムシの動画をこちらからご覧いただけます。

 「先端金属素材グローバル拠点の創出」プロジェクト ワークショップ

■日付:令和元年9月16日(月)〜19日(木)

■会場:オックスフォード大学

 令和元年9月16日(月)〜19日(木)に,オックスフォード大学で,内閣府の地方大学・地域産業創生交付金事業「先端金属素材グローバル拠点の創出」プロジェクトのワークショップが開催され,当部門から北村寿宏 教授が参加しました。今回のの参加者は,島根大学から10名,日立金属から4名,島根県から2名の計16名でした。

 このプロジェクトでは,島根大学を中心に,地元企業やオックスフォード大学との連携を深め,地域産業の振興,人材育成,先端金属素材グローバル拠点の創出を進めていることから,オックスフォード大学を訪問し,研究や人事育成の進捗を報告するとともに,オックスフォード大学との連携の進め方を議論しました。

 また,オックスフォードでの材料系学科の教育体制や研究体制の説明,研究施設の見学,オックスフォード大学での産学連携やイノベーション創出の取り組みなどの紹介がありました。

 さらに,材料試験機器を製造販売しているINSTRONのイギリス工場の見学をしました。

 4日間の濃密な情報交換,議論を通して,オックスフォード大学での取り組みを知ることができ,今後,連携を深めていく良いスタートとなりました。

 第32回 国立大学法人共同研究センター等教員会議
分科会2の様子
北村寿宏 教授

■日付:令和元年9月5日(木)〜6日(金)

■会場:東北大学未来情報産業研究館

 全国の国立大学に設置されている産学連携を担当している組織の教員が集まり,情報交換や意見交換を行う「第32回 国立大学法人共同研究センター等教員会議」が,東北大学の当番により開催され,当部門から北村寿宏 教授が出席しました。

 今回は基調講演と特別講演,そして3つの分科会があり,全国から共同研究センター等の教員約50名が集まりました。

 全体会議では,文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課の斉藤卓也 氏による基調講演が,「文部科学省における産学連携の取組について」と題して行われ,産学連携に関する政策目標と現状,共同研究強化のためのガイドライン,今後の方向性などついて,その概要を紹介されました。

 また,経済産業省 貿易経済協力局 貿易管理部 安全保障貿易管理課課長補佐の田守光洋 氏による特別講演が,「大学における安全保障貿易管理と最近の動向について」と題して行われ,輸出管理の必要性やその概略が説明されました。

 北村教授が出席した分科会2「地域発展エコシテムの中核となる各大学の取組」は,地方創生を実現するため,絶え間なくイノベーションが創出されるイノベーション・エコシステムを地域に根付かせることが重要であるとの認識のもと,そのエコシステムを実現する地域の主体の1つとして大学に対しても一定の役割を果たすことが期待されており,このような地域発展エコシステムの中核としての大学の役割とはどのようなものなのか,その役割を果たすため大学としては今後どのような機能を強化していくべきなのか等について議論する目的で設けられており,16の大学からそれぞれの取り組みを発表し,資金の確保,サポートする人材,自治体との連携などの視点で意見交換が行われました。

 他の分科会は,「大学発VB支援に関する各大学の取組」,「知的財産活用に関する各大学の取組」をテーマに行われました。

【会場:東北大学未来情報産業研究館】

 イノベーション・ジャパン2019−大学見本市

■日付:令和元年8月29日(木)〜30日(金)

■会場:東京ビックサイト 青梅展示場Bホール

 令和元年8月29日(木)〜30日(金)に,大学と産業界が持つ技術シーズとニーズの発見・出会いを目的とした国内最大級のマッチングイベントである「イノベーション・ジャパン2019−大学見本市」が開催され,地域未来協創本部からは,中村守彦 教授,北村寿宏 教授,松下幸之助 教授,小金民三 客員教授が参加しました。

 今年は,「イノベーションが支える未来の新産業」と題して,大学組織展示ブース,大学等シーズ展示ブースに分かれて,500件を超える大学などの研究最先端シーズが展示説明され,各大学の研究シーズや産学連携への取り組みの一端を感じることができました。

 また,超スマート社会,低炭素・エネルギー,ライフサイエンス,装置・デバイス,シニアライフ,防災,医療,ナノテクノロジー,環境保全・浄化,マテリアル・リサイクル,情報通信の11分野に分かれて展示されていました。

 島根大学からは,生物資源科学部の浅尾俊樹 教授が,「廃液を垂れ流し続けますか?それとも電気分解で再利用?」をテーマに,地域未来協創本部の中村守彦 教授が「地域救急医療を総合支援する情報通信ネットワークシステ」をテーマに出展し,企業の方を中心に多くの方に興味を持っていただけ,PRできました。

中村教授の展示ブース

(左側)中村教授
(右側)北村教授

中村教授による
ショートプレゼン

浅尾教授の展示ブース

 次世代たたらプロジェクト ロードマップ研修会

■日付:令和元年8月23日(金)〜4日(土)

■会場:島根大学 本部棟 特別会議室(松江市)

 内閣府の交付金事業「次世代たたらプロジェクト」を円滑に,かつ,効果的に推進すること,また,プロジェクトマネジメントの基本を学ぶことを目的に,地域未来協創本部産学連携部門と次世代たたら協創センターが連携して,本年2度目となる研修会「次世代たたらプロジェクト ロードマップの作成とその共有化」を,二日に亘って実施しました。

 地域でのイノベーションの創出では,産学官が連携してプロジェクトを進めていかなければならないことが多くありますが,産学官では,そもそも役割が異なっており,基本的な考え方も異なるところがあり,一緒にプロジェクトを進めていく上では,それが問題になることが数多くの例で見られています。それを乗り越えてプロジェクトを円滑に進めていくためには,まず,プロジェクトに参画する各メンバーが,全体のビジョンを明確にして,その上で進むべき道を示すロードマップを作成・可視化し,それを共有することが不可欠です。

 まず,地域未来協創本部 客員教授でもある(株)テクノ・インテグレーションの出川 通 代表取締役から,基本的な事項についての講義をしていただき,その後,ビジョンやKGIやKPIの理解を深めるとともに,各人が参画するプロジェクトのロードマップを作成し,グループ討議とその発表を組み合わせて行い,ロードマップの共有化を図りました。

 参加者は17名で,熱心な議論が交わされました。

出川 通 氏による講義

グループ討論

グループ発表

 DiS わぁるど in 山陰 まつえ

■日付:令和元年8月7日(水)〜8日(木)

■会場:くにびきメッセ(松江市)

 令和元年8月7日(水)〜8日(木)に,くにびきメッセで,DIS(ダイワボウ情報システム株式会社)主催のICT・IoTの総合イベント「DiS わぁるど in 山陰 まつえ」が開催されました。

 本学からは,総合理工学部知能情報デザイン学科の廣冨哲也 准教授が出展し,歩行機能の低下した高齢者のより安全・安心な移動を支援する,自動アシストブレーキ付き歩行車S-Walkerを紹介しました。

 展示ブースには,県内外の多くの企業や自治体の方々にお越しいただき,PRできました。

 詳細はこちらをご覧ください。

 令和元年度中国・四国地区国立大学法人地域共同研究センター等センター長会議

■日付:令和元年7月16日(火)〜17日(水)

■会場:オーテピア(高知市)

 令和元年7月16日(火)17日(水)に,高知大学の当番により,「令和元年度中・四国地区国立大学法人地域共同研究センター等センター長会議」が開催され,中国・四国地区の国立大学法人で産学連携を推進しているセンターや機構の,センター長や教員,担当事務スタッフなど約40名が出席しました。

 本学からは,地域未来協創本部の北村寿宏 部門長,服部大輔 准教授と地域連携・研究協力課のスタッフが出席しました。

 一日目の会議では,先ず,文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課 大学技術移転推進室長補佐の原 盛将 氏が,「イノベーションを創出する大学改革,産学連携〜統合イノベーション戦略2019への対応〜」と題して講演され,国立大学のイノベーションの創出や産学連携に関する実状,現在進めている施策や取り組みを中心に紹介されました。

 続いて,四国経済産業局地域経済部長の吉岡勝彦 氏が「四国経済産業局の取り組みについて」,NEDO 関西支部長 武田美奈子 氏が「NEDOの技術開発助成事業について」講演されました。

 休憩を挟んで,高知県理事・産学官民連携センター長の澤田博睦 氏が「産業の成長を支える人材育成と新事業展開の促進」と題して講演され,高知でのココプラの活動を中心に紹介されました。

 続いて,高知大学次世代地域創造センター長 石塚悟史 氏が「Super Regional University〜地域連携から地域創造のステージへ〜」と題して講演され,高知大学での取り組みについて紹介されました。

 その後,「地域の持続可能性に向けた大学の貢献について」 をテーマに本会議が開催され,各大学から,関連する取り組みが紹介されました。

 夕方は,懇親会が開催され,産学連携に関する意見交換を行いました。

 二日目は,施設見学として,JA高知県が地元スーパーマーケットと連携して運営をしている「とさのさと」(直販所)を見学しました。

 来年は,島根大学が当番校として開催される予定です。

 令和元年度第1回産学官金連携情報交換会

■日付:令和元年7月10日(水)

■会場:島根大学地域未来協創本部(旧:産学連携センター)(松江市)

 7月10日に,約2年ぶりとなる「産学官金連携情報交換会」が,島根県産業振興課の呼びかけで開催されました。

 この情報交換会は,地域において産学官連携に携わるステークホルダーが集まり情報共有を行うという非常に重要な場です。

 当日は,島根大学地域未来協創本部産学連携部門,島根大学地域連携・研究協力課,松江工業高等専門学校,しまね産業振興財団,松江市まつえ産業支援センターに所属するメンバー計18名が集まり,地域における産学連携活動についてそれぞれ情報提供するとともに,今後の方針などが議論されました。

 今後,2ヶ月に1度のペースで定期開催することとなりました。

 技術コミュニティラボ第7回ミーティング「情報セキュリティ技術の最先端研究と社会適用」

■日時:令和元年7月3日(水)14:00〜16:00

■会場:島根大学地域未来協創本部(旧:産学連携センター)(松江市)

 島根大学地域未来協創本部産学連携部門(旧:産学連携センター)では,平成29年度に技術コミュニティラボを開設し,定期的にミーティングを開催しています。

 今回のミーティングでは,「最先端情報セキュリティ技術と社会適用」というタイトルで,本学総合理工学部知能情報デザイン学科の伯田 恵輔 講師に情報提供をしていただき,情報セキュリティ,秘密計算,ブロクチェーン,暗号通貨,データサイエンスに興味をもつ地元企業,大学教員,自治体などのメンバー計13名の参加がありました。

 詳細はこちらをご覧ください。

 日本製鉄株式会社=島根大学との産学連携に向けた情報交換会

■日付:令和元年5月16日(木)

■会場:島根大学 本部棟 特別会議室(松江市)

 昨今,オープンイノベーションの実現に向け,各大学において企業との連携について様々な取り組みがなされており,ますますの促進が求められています。連携を進めていくためには,まず,双方の情報交換が必要です。

 そこで地域未来協創本部産学連携部門では,日本製鉄株式会社 顧問の齋藤公児 氏が来学する機会を設け,金属材料の分野における連携の可能性についての情報交換会を開催しました。

 齋藤氏から,日本製鉄における技術開発の概要や企業での産学連携,オープンイノベーションの取り組み事例について紹介していただきました。多額の研究開発投資を行い,その分野も商品開発,プロセス開発,基礎研究・先端研究にまたがり,また,産学連携にも約6億円の投資を行っていることが紹介されました。

 その後,金属材料やプロセスに関する研究を行っている本学総合理工学部の荒河一渡 教授,森戸茂一 教授,北川裕之 准教授,新城淳史 准教授から,それぞれの研究が紹介され,意見交換しました。

 今後,継続的に,意見交換を行い,産学連携の接点を見つけて行く予定です。

 次世代たたらプロジェクト 第1回ワークショップ

■日付:令和元年5月4日(土)〜6日(月)

■会場:島根大学 本部棟 特別会議室(松江市)

 2018年10月に内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」に採択され,「先端金属素材グローバル拠点の創出-Next Generation TATARA Project-」がスタートしています。

 島根大学では,このプロジェクトの中核を担う仕組みとして「次世代たたら協創センター」を整備して,様々な研究や人材育成,教育に関する活動を始めています。次世代たたら協創センターの一つの目標は,金属材料に関する国際的な研究拠点となることで,オックスフォード大学との連携が大きな役割を担っています。

 今回,オックスフォード大学から,R. Reed先生,F. Adziman先生,P. Chinapat先生,Y. Gong博士の4名の先生や研究者が来日され,2019年5月4日(土)〜5月6日(月)の3日間の日程で,島根大学を中心にプロジェクトの関係者と第1回のワークショップを開催しました。このワークショップには,オックスフォード大学や島根大学などの関係者約30人が参加して,これまでの活動を報告するとともに,島根大学での今後の研究をどのように進めていくのか,オックスフォード大学と今後どのような連携を進めていくのかの詳細を議論しました。議論は,英語で行われましたが,非常に活発で,熱気あふれる会議となりました。

 産学連携部門から北村教授と出川客員教授が,また,知的財産創活部門から松下教授が参加し,産学連携やMOT教育,知財の扱い,契約関係について議論に参加しました。

 会議後は,場所を変えて,議論の続きや国際交流を行いました。

 次回のワークショップは,2019年9月にオックスフォードで行う予定です。

 次世代たたらプロジェクト ビジョン共有化に関する研修会

■日付:令和元年4月24日(水)

■会場:島根大学 本部棟 特別会議室(松江市)

 内閣府の交付金事業「次世代たたらプロジェクト」を円滑に,かつ,効果的に推進すること,また,プロジェクトマネジメントの基本を学ぶことを目的に,地域未来協創本部産学連携部門と次世代たたら協創センターが連携して,「次世代たたらプロジェクト ビジョン共有化に関する研修会」を実施しました。

 地域でのイノベーションの創出では,産学官が連携してプロジェクトを進めていかなければならないことが多くありますが,産学官では,そもそも役割が異なっており,基本的な考え方も異なるところがあることから,一緒にプロジェクトを進めていく上では,それが問題になる例が数多く見られています。

 それを乗り越えてプロジェクトを円滑に進めていくためには,まず,プロジェクトに参画する各メンバーが,全体のビジョンを明確にして,それを共有することが不可欠です。

 まず,地域未来協創本部 客員教授でもある(株)テクノ・インテグレーションの出川 通 代表取締役に,基本的な事項についての講義をしていただきました。

 その後,プロジェクトのマネジメントの第一歩となるビジョンに基づくKGI,マイルストーンとそのKPIについての理解を深め,それらをより明確にするためにグループ討議とその発表を行いました。

 参加者は27名で,熱心な議論が交わされました。

出川 通 氏による講義

グループ討論

グループ発表

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