令和05年度の活動

 技術コミュニティラボ第19回ミーティング「計算科学を利用した理論状態図研究」

■日程:令和5年1月29日(月)13:30〜15:30

■会場:島根大学地域未来協創本部2階

■発表:島根大学材料エネルギー学部 榎木 勝徳 准教授

 技術コミュニティラボ第19ミーティングを対面で開催しました。

 今回は、「計算科学を利用した理論状態図研究」をテーマに、本学材料エネルギー学部の榎木 勝徳 准教授に情報提供していただきました。

 詳細はこちらをご覧ください。

 産学連携学会 関西・中四国支部 第15回研究・事例発表会

■日程:令和5年11月29日(水)10:00〜17:00,30日(木)9:15〜16:00

■会場:鳥取県立生涯学習センター県民ふれあい会館 講義室(鳥取市)

 「産学連携学会 関西・中四国支部 第15回研究・事例発表会」が開催され,当部門からは,北村寿宏 教授,服部大輔 准教授,小金民造 産学連携アドバイザーが参加しました。

 この発表会は,地域が共有する課題を解決し,産学連携の促進に向けて産学連携の事例や研究成果について情報交換を行い,かつ,地域内の会員の交流を深めるために,当該エリアの方々が気軽に産学連携の事例の紹介や様々な研究の発表ができるように企画されたものです。

 今回は,21件の事例や研究の紹介が行われ,37名の参加がありました。支部エリア内だけでなくエリア外からの参加があったことから,関心の深さがうかがわれました。各発表での質疑は非常に活発で,参加者の情報交換や交流が促進されました。発表内容は,産学連携の事例や各種関連データの分析をはじめ,地域との連携や学生教育など,幅広い分野からなされました。

 北村教授は,「共同研究の実施状況に関する宮崎大学と島根大学の比較」と題して,島根大学と宮崎大学の2014〜2020年度の共同研究の実施状況を調査・分析して,相手先企業の地理的分布や共同研究の大型化が類似している点を見いだし,発表しました。

 全体を通して,発表の内容も非常に興味深いものが多く,今後の産学連携の活動の参考とすることができました。

 1日目終了後の情報交換会では,発表会では足らなかった議論の続きが行われました。

 発表会の詳細はこちらをご覧ください。

 MOTセミナー中級編:新商品・新事業・ベンチャー展開に必要なMOTマーケティング手法

■日程:令和5年11月29日(水)10:30〜17:00、30日(木)9:00〜16:00

■会場:テクノアークしまね 大会議室

■受講料:テキスト代2000円

■講師:出川 通 氏
     株式会社テクノ・インテグレーション 代表取締役
     島根大学 地域未来協創本部 産学連携部門 産学連携アドバイザー

■司会:北村 寿宏 教授
     島根大学 地域未来協創本部 産学連携部門

 新製品を世に送り出す時に行うMOTマーケティングのセミナーを,2日間にわたって開催し,地元企業,個人事業者,行政機関の人など6名の参加がありました。

 今回は,新規事業の創出にかかわるマーケティングについて,基本的考え方や実践的な方法論などについて学んでいただくことを目的にしました。

 具体的には,MOTマーケティングの基本,顧客候補の選び方,必要な技術を機能や顧客価値に置き換えること,見えないマーケットを定量化することなどを座学と演習を通じて学んでいただきました。

 講師の講義を聴いて,その演習を行い,グループ討議を行うことで理解を深められ,また,新しい気づきが得られたようで,少ない受講生でしたが実のあるセミナーになりました。

 技術コミュニティラボ第18回ミーティング「未利用リグノセルロース系残廃材の再資源化」

■日程:令和5年11月21日(火)13:30〜15:30

■会場:島根大学地域未来協創本部2階会議室

■発表:島根大学総合理工学部物質化学科 吉延匡弘 准教授

 技術コミュニティラボ第18回ミーティングを対面で開催しました。

 今回は、「未利用リグノセルロース系残廃材の再資源化」をテーマに、本学総合理工学部物質化学科の吉延匡弘 准教授に情報提供していただきました。

 詳細はこちらをご覧ください。

 MOTセミナー初級編:「見えない市場」と「足りない技術」を克服する新商品・新事業開発の実践手法

■日程:令和5年10月26日(木)10:30〜17:00

■会場:テクノアークしまね 中会議室

■受講料:テキスト代1200円

■講師:出川 通 氏
     株式会社テクノ・インテグレーション 代表取締役
     島根大学 地域未来協創本部 産学連携部門 産学連携アドバイザー

■司会:北村 寿宏 教授
     島根大学 地域未来協創本部 産学連携部門

 MOTセミナーは,島根県内の関連機関と連携し18年前から「しまね地域MOTセミナー」として開催してきました。

 今回のセミナーは,デジタル技術を理解した上で,新しい商品の開発や新しい事業を進めイノベーションをおこしていく上で必要な,@足りない技術をマネジメントする,A見えない市場のつかみ方,Bプロジェクトマネジメントの必要性,Cデジタルの影響,Dオープンイノベーションについて,講義とミニ演習で実施し,企業や大学関係者,自治体職員など5名の参加がありました。

 第34回 国立大学法人共同研究センター等教員会議

■日程:令和5年9月7日(木) 、8日(金)

■会場:ホテルグランビア和歌山 6F会議室

 全国の国立大学に設置されている産学連携を担当している組織の教員が約60名が集まり,「第34回 国立大学法人共同研究センター等教員会議」が,和歌山大学の当番により開催され,当部門から北村寿宏 教授が出席しました。

 一日目は先ず全体会議の場において,文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課長 池田一郎 氏より「文部科学賞の最新政策動向について」と題する基調講演が行われ,産学連携や大学発ベンチャー等に関連する各種施策が紹介されました。

 続いて二つの特別公演が行われ,経済産業省 産業技術環境局 大学連携推進室長 川上悟史 氏が「経済産業省の最新の政策動向について」と題して,内閣府 知的財産戦略推進事務局 参事官補佐 永井立紀 氏が「大学知財ガバナンスガイドラインについて」と題してお話しされました。

 次に以下の3つの分科会が行われました。

  ・分科会1:産学連携の支援人材確保の取組

  ・分科会2:大学発スタートアップの創出・支援に向けた取組

  ・分科会3:知財の活用に向けた取組

 北村教授が出席した分科会1では,産学連携を担うコーディネータやURAなどの人材をどのように確保するか,また,育成しているかなど,支援人材に関する意見交換がなされました。

 地方の小さな大学では,どこも人材の確保に苦労しており,ポスドクや企業OB等を狙って確保していることが分かりました。

 給与や雇用期間などの待遇が悪いことが共通問題として挙がりました。

 二日目は,分科会で継続して議論を交わした後,全体会議で各分科会でのまとめ紹介し,更に議論し,情報を共有しました。

 次回(来年)は,名古屋工業大学の当番で2024年9月頃に行われる予定です。

 産学連携学会 第21回大会

■日程:令和5年6月12日(月)、13日(火)

■会場:高知会館(高知市本町5丁目6-42)

 産学連携学会 第21回大会が高知大学で開催され、当部門の北村寿宏教授、服部大輔准教授が参加しました。

 特別講演やシンポジウム、約100件の一般講演が行われるとともに、参加者の交流を深める意見交換会が4年ぶりに開催されました。

  北村教授の発表についてはこちらをご覧ください。