平成29年度の活動

 技術コミュニティラボ第3回ミーティング「データサイエンスの活用と機械学習」

■日程:平成30年2月6日(火)

■会場:島根大学産学連携センター研修室(松江市)

 平成30年2月6日(水)に,島根大学産学連携センター研修室で,技術コミュニティラボ第3回ミーティングを開催しました。

 今回のミーティングでは,「データサイエンスの活用と機械学習」というタイトルで,本学総合理工学研究科の白井 匡人 特任助教に情報提供して頂き,機械学習やデータサイエンスに興味をもつ地元企業,銀行,本学の学生や教員,自治体,支援機関のメンバーなど計29名の参加がありました。

 詳細は こちらをご覧ください。

 平成29年度しまね地域MOTセミナー
 「未来の顧客価値を創出するためのロードマップ作成の基礎と実践的活用法」

■日程:平成30年1月18日(木)

■会場:安来商工会議所 会議室(安来市)

 産学連携センターでは,島根県内の関連機関と連携し11年前から「しまね地域MOTセミナー」を開催していますが,今回,初めてロードマップをテーマに行いました。対象を特殊鋼関連の企業に限定し,受講者は関係者を含め12名でした。

 ロードマップは,不確実・不連続のイノベーション時代において,新しい顧客価値を創り事業を成功させるためにビジョンを明確にし,未来のシナリオ仮説を作って関係者間で共有するためのツールであり,道標にもなるもので,多様化が進む現代において事業展開を進めていくためには不可欠なツールです。

 当日は,講師の出川 通 氏(株式会社テクノ・インテグレーション 代表取締役,島根大学 産学連携センター 客員教授)から,「未来の顧客価値を創出するためのロードマップ作成の基礎と実践的活用法」についての講義がなされました。

 具体的には,ロードマップはなぜ必要か,ロードマップ策定と事業構想プロセスについて,事業戦略とロードマップの融合と統合化について,ロードマップの事例と活用紹介,ロードマップの検証とMOTマーケティングについて解説されました。

 講義の途中,受講者自身でロードマップを作成する演習を行いました。不明な点を浮き彫りにし,質疑応答を通して,理解を深めていただきました。

 しまね大交流会

■日時:平成29年11月18日(土)

■会場:くにびきメッセ(松江市)

 平成29年11月18日(土)に,松江市のくびきメッセにおいて,「しまね大交流会」が開催されました。

 ,産学連携センターもブースを出展し,訪れた企業関係者や大学教員などに対して産学連携に関する説明やシーズ集の配布などを行いました。

 今年は,約2,200名の参加があり,その中で学生参加は1,200名と,大盛況でした。

 平成29年度しまね地域MOTセミナー「MOTマーケティングセミナー」

■日程:平成29年11月17日(金)

■会場:浜田合同庁舎 5階 中会議室(浜田市)

 当センターでは,島根県内の関連機関と連携し11年前から「しまね地域MOTセミナー」を開催しています。

 今回は,浜田合同庁舎で,新規事業の創出にかかわるマーケティングについて,基本的な考え方や成功するための実践的な方法論など,講義,事例,演習を通して学べる「MOTマーケティングセミナー」を開催しました。

 当日は,島根県西部を中心に,島根県立大学の学生を含め,16名の受講がありました。

 先ず,(株)テクノ・インテグレーション の出川 通 代表取締役(産学連携センター 客員教授)から「見えないマーケットニーズを明確にし,新事業につなげる手法」についての講義がなされました。

 続いて,島根県立大学の田中ゼミの学生から,浜田市の企業と取り組んでいる水産加工品の開発についての事例紹介がありました。

 その後,受講者がグループに分かれて,@顧客の想定,A顧客のベネフィットに関するグループ討議を行い,理解を深められるように進めました。グループ討議では,参加者間の交流が活発に行われました。

講義

学生による事例紹介

グループ討論

【会場:浜田合同庁舎 5階 中会議室(浜田市)】

 メッセナゴヤ2017

■日程:平成29年11月8日(水)〜11日(土)

■会場:ポートメッセなごや

 平成29年11月8日(水)〜11日(土)に,ポートメッセなごやで,「メッセナゴヤ2017」が開催されました。

 メッセナゴヤは,平成18年にスタートし,業種・業態の枠を越えて出展者が持ちよる製品やサービスを国内外に広く情報発信し,販路拡大や人脈形成を図る「異業種交流の祭典」です。

 今回,44都道府県から約1400の企業や機関が,それぞれ最新の研究開発成果や新製品,新技術を紹介する中,島根大学も,キグチテクニクス,SUSANOO,島根県と連携し「しまね金属材料産学官連携グループ」として初めて出展・展示を行い,本学は当センターの大庭卓也センター長と北村寿宏 教授が島根大学の産学連携や共同研究講座の紹介を,キグチテクニクス,SUSANOO,島根県は,特殊鋼関連での技術開発や販路拡大に向けた取組事例を紹介しました。

 技術コミュニティラボ第2回ミーティング「ウェアラブル端末を用いた朝型・夜型タイプ別運動プログラムの開発」

■日時:平成29年11月8日(水)

■会場:島根大学産学連携センター研修室(松江市)

 11月8日(水)に,島根大学産学連携センター研修室で,技術コミュニティラボ第2回ミーティングを開催しました。

 今回のミーティングでは,『ウェアラブル端末を用いた朝型・夜型タイプ別運動プログラムの開発』というタイトルで,本学人間科学部の宮崎亮 准教授に情報提供して頂きました。また,参加者として,ヘルスケア分野に興味をもつ地元企業様,銀行,本学の学生や教員,自治体,支援機関などのメンバー計21名がミーティングに出席しました。

 詳細はこちらをご覧ください。

 DIS ICT EXPO2017in山陰

■平成29年11月7日(火)

■会場:くにびきメッセ 大展示場(松江市)

 最新のICTソリューションが体感できるDIS(ダイワボウ情報システム株式会社)主催の総合展示会「ICT EXPO2017in山陰」が松江市のくにびきメッセ大展示場にて開催され,本学教員もパネルディスカッションや展示に参加しました。

■パネルディスカッション15:15〜16:45「農林水産革命!ICTがもたらすイノベーション」
  モデレーター 生物資源科学部 地域環境科学科 谷野 章 教授

 インテル株式会社,愛媛大学,播磨屋林業株式会社,株式会社セラクといったメンバーから,砂栽培管理システム,宇和島海におけるIoTを活用した漁業情報提供システム,ドローンを用いた林業,ICT活用による管理型農業システムなどについてそれぞれ情報提供があり,谷野教授の司会によりこれらの情報提供にもとづいて活発な議論が行われました。

■出展:次世代テクノロジー「ICT・ドローン×森林=地域づくり」
  島根大学 森林管理学研究室
  (生物資源科学部 農林生産学科 米 康充 准教授)

 フリーの地理情報システム(GIS) を用いた森林GIS構築や,時系列航空写真やドローンを用いた森林資源計測研究を通じた地域林業支援活動の紹介しました。さらには,これら情報システムを用い,地域固有の森林資源を活かした持続可能な地域づくり事業として,椿産業振興の提案を行いました。

 第7回おおた研究・開発フェア

■日程:平成29年10月26日(木)〜27(金)

■会場:大田区産業プラザ(Pio)1F大展示ホール

 平成29年10月26日(木)〜27日(金)に,モノづくりのまち「大田区」において,学術分野と産業界の技術シーズとニーズの交流の場となる展示会「第7回おおた研究・開発フェア」が開催されました。91の企業や大学,機関(企業等44社,大学・高専・研究機関41団体,その他6団体)が展示出展を行い,それぞれ最新の研究開発成果や新製品,新技術が紹介されました。多くの来場があり,賑やかでした。

 島根大学からは,総合理工学研究科の李 樹庭 准教授が出展し,「特殊な歯車装置と軸受けの解析技術」について,出展展示とプレゼンテーションにより研究成果の紹介を行いました。(李研究室のHP

 李准教授は,歯車の解析や設計を専門としており,当日は,産業ロボット関節用精密減速機の設計・性能解析技術,航空・宇宙開発用薄肉歯車と波動歯車装置の設計・性能(強度・振動・騒音)解析技術,転がり軸受け接触問題の有限要素法解析偽重油などについて紹介しました。ものづくり企業の方など多数の来訪者があり,研究成果をPRできました。

 産学連携センターからは,北村寿宏 教授が参加し,李准教授の展示をサポートすると共に,企業ニーズや各大学の産学連携活動などの情報収集を行いました。

 

プレゼンテーションの様子

展示ブースの様子

 アグリ・メディカル新技術説明会

■日程:平成29年10月24日(火)

■会場:JST東京本部別館1Fホール

 新技術説明会は,大学,公設研究機関及び国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の各事業から生まれた研究成果の事業化を促進するために開催されるJSTの事業です。

 本学では,山陰地域の大学,公設研究機関と連携して,平成19年度より新技術説明会を開催しており,11回目となる今回は,本学からは2件の創薬分野の最新の研究成果を発表しました。

 詳しい内容はこちらをご覧ください。

■14:30〜14:55(創薬)
 「Epstein-Barrウイルス関連癌に特異的な抗腫瘍剤
  / 医学部 医学科・微生物学講座 吉山裕規 教授」

 Epstein-Barrウイルス(EBV)は、ヒトのBリンパ球や上皮細胞に長期間潜伏持続感染し,腫瘍化する。今回,ウイルスのmicroRNA (BART miRNA)の転写調節を行う転写因子を同定した。この転写因子の結合化合物は,BART miRNAの産生量を抑制し,EBV感染上皮性腫瘍細胞における溶解増殖感染を誘導し,感染細胞のアポトーシスを導く。EBV感染上皮性腫瘍に特異的な抗腫瘍剤の開発が可能である。

■15:30〜15:55(創薬)
  「タグ抗体でお悩みのあなた!新しいシステムができました
  /医学部 医学科・生化学講座 浦野 健 教授」

 短いアミノ酸配列を高感度で特異的に認識するモノクローナル抗体を開発しました。この短いアミノ酸配列と本抗体からなるタグシステムはウエスタンブロットではバックグラウンドが非常に低く,免疫沈降法や細胞染色にも威力を発揮します。さらに酵母ではクロマチン免疫沈降法(ChIP)にもきちんと使えます。

 アグリビジネス創出フェア2017

■日程:平成29年10月4日(水)〜6(金)

■会場:東京ビッグサイト 東7ホール

 平成29年10月4日(水)〜6日(金)に東京ビッグサイトで,「アグリビジネス創出フェア2017」が開催され参加しました。

 このフェアは,全国の産学の機関が有する,農林水産・食品分野などの最新の研究成果を展示やプレゼンテーションなどで分かりやすく紹介し,研究機関間や研究機関と事業者との連携を促す場として開催する「技術交流展示会」です。

 本学からは,「農林水産の六次産業化プロジェクトセンター」と「生物資源科学部 赤間一仁(健康機能性米)」,「エゴマ油粉末プロジェクト」が出展説明やプレゼンテーションを行い,これまで取り組んできた研究成果やその成果から実用化された柿ドリンク,GABA強化米,エゴマ油の粉末化などについて紹介しました。非常に多くの方が訪れ,関心を持っていただけました。

 産学連携センターからは,北村寿宏 教授,服部大輔准 教授,小金民造 客員教授が参加し,研究シーズを紹介するとともに各大学の産学連携活動などの情報収集を行いました。

島根大学・エゴマ油粉末プロジェクト
 (生物資源科学部 吉清恵介 助教)

島根大学生物資源科学部
 (生物資源科学部 赤間一仁 教授)

 オメガ3脂肪酸に富む「エゴマ油」を「粉末」にして,酸化安定性と体内吸収性を向上させました。

《写真》
展示ブースの様子

 健やかな健康長寿社会を実現する夢の健康機能性米を開発しました。

《写真》
ショートプレゼンテーションの様子

(国)島根大学 農林水産業の六次産業化プロジェクトセンター(生物資源科学部 松本敏一 教授)

  島根大学の六次産業化商品や食品シーズと研究取組み(出雲おろち大根,いも焼酎「神在の里」,西条柿ドリンク「晩夕飲力」,エゴマ関連商品,加圧玄米関連商品,ドライフルーツ等)を紹介しました。

 

《写真》

左:展示ブースの様子

右:ショートプレゼンテーションの様子

 第29回国立大学法人共同研究センター長等会議

■日程:平成29年9月28日(木)〜29日(金)

■会場:秋田ビューホテル

 平成29年9月28(木),29日(金)に秋田ビューホテルで開催された第29回国立大学法人共同研究センター長等会議に大庭卓也 センター長と北村寿宏 教授が出席しました。

 この会議には,全国の国立大学法人に設置されている共同研究センター等のセンター長,専任教員,担当事務など約150名が出席しました。

 1日目には,文部科学省の村瀬剛太氏(文部科学省科学 技術・学術政策局 産業連携・地域支援課 大学技術移転推進室長)による,「文部科学省における産学連携の取組について」と題する基調講演があり,本格的な産学連携によるオープンイノベーションの促進や概算要求項目などの紹介がなされました。

 基調講演に続き,今回の全体テーマである「オープンイノベーション時代の産学連携活動の拡大・深化」について情報交換,議論がなされました。

 まず,東北大学の矢島敬雅 理事(産学連携担当)から,「オープンイノベーション時代における産学連携の組織力強化−東北大学の産学連携強化に向けた取り組み−」をテーマにキーノートスピーチがあり,東北大学におけるオープンイノベーション促進の取組が紹介されました。

 次に,山口大学から「山口大学における知的財産教育を活用した人材育成の取組」をテーマに,京都大学から「指定国立大学法人構想における産学官連携の「京大モデル」をテーマに取組事例紹介がありました。

 最後の全体セッション1「自助自立が可能な産学連携組織を形成するための重要な視点とは」では,先進事例として,北海道大学,筑波大学,新潟大学,宇都宮大学,三重大学,電気通信大学から各大学の取り組みが紹介され,大型研究費の獲得や,直接=間接経費の問題などについて,意見を交換をしました。

 2日目は,まず地元企業から,株式会社秋田今野商店の今野 宏 代表取締役社長による「産学連携が生み出すビジネスチャンス」と題する講演があり,麹菌をベースにした研究開発,事業展開,産学連携について紹介されました。

 続いての,全体セッション2 「変容する社会が産学連携組織へ期待する機能とは」では,熊本大学,鹿児島大学,富山大学,岡山大学,広島大学,帯広畜産大学の6大学をパネラーとしてパネルディスカッションが行われ,産学連携に関する体制や人材確保などの取り組みが紹介され,議論が交わされました。

 第30回国立大学法人共同研究センター等教員会議

■日程:平成29年9月21日(木)〜22日(金)

■会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT

 全国の国立大学に設置されている産学連携を担当している組織の教員が集まり,情報交換や意見交換を行う「国立大学法人共同研究センター等教員会議」に当センターから中村守彦 教授と北村寿宏 教授が参加しました。

 第30回となる今回は,豊橋技術科学大学の当番により開催され,全国から共同研究センター等の教員約50名が集まり,様々な意見交換や議論を行いました。

 1日目の全体会議では,文部科学省の村瀬剛太 氏(産業連携・地域支援課 大学技術移転推進室長)による「本格的な産学連携による共同研究拡大に向けた取組について」と題する基調講演が行われ,オープンイノベーションの駆動に向けた大学の役割や施策,平成30年度の概算要求の概要について,その概要が紹介されました。

 また今回は,「財源多様化および本格的な産学連携に向けた体制づくり」と題して3つの分科会(分科会1:研究力の強化につながる産学連携の推進,分科会2:外部資金の獲得に向けた取り組み,分科会3:地域産学連携の取組と産学連携人材の確保)が行われました。

 分科会2では,本学からは共同研究講座の設置の取組とその問題点について事例を紹介しました。

 二日目は,分科会で継続して議論しました。その後,全体会議で,各分科会でのまとめを紹介して議論し,情報を共有しました。

 イノベーション・ジャパン2017−大学見本市

■日程:平成29年8月31日(木)〜9月1日(金)

■会場:東京ビックサイト

 平成29年8月31日(木)〜9月1日(金)に,大学と産業界が持つ技術シーズとニーズの発見・出会いを目的とした国内最大級のマッチングイベントである「イノベーション・ジャパン2017−大学見本市」が,東京ビックサイトで開催されました。

 今年は,情報通信,ライフサイエンス,医療,装置・デバイス,ナノテクノロジー,環境保全・浄化,低炭素・エネルギー,マテリアル・リサイクル,シニアライフ(高齢社会),防災の計10分野から500件を超える大学などの研究最先端シーズが展示説明され,各大学の研究シーズや産学連携への取り組みの一端を感じることができました。

 島根大学からは,医学部の今出助教の研究グループが「多面的医工連携(精密工学&生産工学)による「Total Win」な骨折治療て,また,当センター地域医学共同研究部門の中村守彦 教授が「病院ヒヤリハットの横綱・点滴事故の予知防止サポーター」について出展し,産学連携での実用化成果を紹介しました。企業の方を中心に多くの関係者の方に興味を持っていただけ,PRできました。

 当センターからは,北村寿宏教授,小金民造客員教授も参加しました。

 詳しい内容は,こちらをご覧ください。

 
  

中村教授の展示ブースとプレゼンテーションの様子

今出助教の展示ブースの様子

【会場:東京ビックサイト】

 技術コミュニティラボ第1回ミーティング「産業界における金属3Dプリンタの活用」

■日程:平成29年7月28日(金)

■会場:島根大学産学連携センター研修室(松江市)

 平成29年7月28日(金)に,島根大学産学連携センター研修室で,技術コミュニティラボ第1回ミーティングが開催されました。

 技術コミュニティラボは,少人数&双方向性の情報交換の「場」であり,情報提供者である大学教員等と産業界を結びつけ地域における大学の垣根を低くするとともに,産学官連携をベースとしたイノベーションを創出するための新たな取り組みで,「地域未来創造人材の育成を加速するオールしまね協働事業」(COC+事業)の「しまねクリエイティブラボネットワーク」の一つとして,島根大学と島根県が共同開催しているものです。

 今回のミーティングでは,『産業界における金属3Dプリンタの活用』と銘打って,情報提供者として近畿大学工学部の京極 秀樹 教授を,また,ゲストファシリテータとして「事業化マッチングのためのラウンドテーブル」考案者である熊本市役所の青山 光一 コーディネイターをお呼びしました。

 詳しい内容は,こちらをご覧ください。

 中国地域産学官コラボレーションシンポジウム「地域イノベーション創出2017inしまね」

■日程:平成29年7月12日(水)

■会場:くにびきメッセ(松江市)

 平成29年7月12日(水)14:00〜17:10に,中国地域産学官コラボレーションシンポジウム「地域イノベーション創出2017inしまね」が松江市のくにびきメッセにおいて開催され,当センターから北村寿宏 教授,松下幸之助 教授,服部大輔 准教授が参加しました。

 当日は,島根県副知事,島根大学 服部泰直 学長,中国経済連合会会長より挨拶があった後,基調講演として(株)ユーグレナの永田暁彦 取締役から,「「リアルテックベンチャー」が地域から世界を変える」というタイトルで発表がありました。

 その後,島根県内における大学発ベンチャーの具体的な取組事例として,山陰合同銀行の宮本立史氏および,本学の2名の教員より発表がありました。

 本学からの事例紹介として,まず医学部医学科生命科学講座の松崎有未 教授から,「超高純度ヒト間葉系幹細胞”REC”を用いた臨床・創薬の展望」と題した発表があり,幹細胞を用いた再生医療に関わるPuREC(株)が紹介されました。

 次に生物資源科学部附属生物資源教育研究センター農業生産科学部門の松本真悟 教授から,「中海から回収される海藻の有機質肥料としての利用価値」と題した発表があり,中海から取れる海藻を用いた肥料を販売する(株)なかうみ海藻のめぐみが紹介されました。

 中国地域における産学官連携に携わる多くの方にご来場頂き,盛況のうちに終了しました。

 また服部大輔 准教授は,準備段階から携わると共に,当日の設営や運営にも協力しました。

 島根大学・松江高専「学生による研究発表会&産学交流会」

■日程:平成29年7月5日(水)

■会場:島根大学総合理工学部3号館

 島根大学では,企業の皆さんに,学生が日頃行っている研究を紹介し,参加者間で意見交換ができるように「学生による研究発表会&産学交流会」を開催しています。

 今年は7月5日(水)に開催し,本学の学生13名と松江高専の学生2名が,日頃行っている研究について3分間のショートプレゼンテーションとポスターセッションを行いました。

 最後に,学外からの参加者に,総合理工学部と生物資源科学部のそれぞれのコースに分かれて,研究室(実験室)見学をしていただきました。

 詳しい内容は,こちらをご覧ください。

 平成29年度しまね地域MOTセミナー「ヘルスケアビジネスにおける顧客価値からみた展開手法」

■日程:平成29年6月13日(火)

■会場:テクノアークしまね 4階 小会議室

 島根県では,健康をキーワードに,地域資源を活用し多様な分野と連携しヘルスケア分野での新事業創出に向けた取り組みを行っています。

 今回は,(株)テクノ・インテグレーションの出川 通 代表取締役(島根大学産学連携センター 客員教授)を講師に迎え,ヘルスケアビジネスでの新事業創出に焦点を当て,新事業創出のマーケティングを中心に,座学と演習を組み合わせたMOTセミナーを開催しまいた。

 演習は,自らが行おうとしている新しい事業を題材にして,自己検討と参加者間で議論を行うグループ討議を組み合わせて行いました。

 「島根発ヘルスケアビジネス先進モデル構築支援事業」に採択された企業から12名が参加し,熱心に講師の話を聞くと共に,グループ討議(演習)では各自が持ち寄った課題について活発な議論が行われ,会場が熱気に包まれるほどでした。

 自ら想定するサービスや新製品で顧客や顧客価値をどのように整理して行くかなどの演習とグループ討議を行うことで,新事業の展開におけるマーケティングについての理解を深められました。また,参加者間の交流が活発に行われ,自然に異業種交流となりました。

 今年度は,このようなセミナーを島根県の西部(H29年11月予定)と東部(H30年1月予定)とで行う予定です。

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