平成27年度の活動

 国立大学法人共同研究センター西日本ブロック専任教員会議

■日程:平成28年3月4日(金)

■会場:JAIST金沢駅サテライトオフイス

 全国の国立大学法人で産学連携に携わっている教員等が集まり,産学連携の課題の議論や意見交換を行う「国立大学法人共同研究センター西日本ブロック専任教員会議」が,北陸先端科学技術大学院大学の担当で開催され,北は宇都宮大学から南は鹿児島大学まで,全国各地の産学連携担当者22名が出席しました。

 各人の自己紹介を行った後,COCやCOC+,地域創成と産学連携活動や産学連携担当部署との関係や組織間の連携,URAなどを中心に各大学の状況や意見交換が行われました。

 会議後の情報交換会でも議論の続きが活発に行われました。

 平成27年度 島根大学知的財産セミナー「知財一般知識と大学における知財留意点」

■日程:平成28年3月2日(水)

■会場:島根大学総合理工学部1号館

 田辺特許商標事務所の田辺義博 弁理士を講師に迎え,知的財産セミナーを開催しました。

 近年,知的財産の重要性が益々高まる趨勢にあり,本セミナーでは,発明等の適切な権利化推進の観点から,知的財産についての一般知識を概説し,その中でも出願件数の多い,特許・商標を中心にポイントとなるところを説明しました。

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 MOTセミナー中級編「顧客価値と技術から展開する新商品・事業開発手法(2)」

■日程:平成28年1月28日(木)〜29(金)

■会場:テクノアークしまね

 MOTのマーケティングを中心に,座学に加えて自らのテーマについて演習を行い,その結果を参加者間で発表し議論を行う,グループ討議を組み合わせたMOTセミナーの中級編を,二日間に亘って開催しました。

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 MOTセミナー初級編「顧客価値と技術から展開する新商品・事業開発手法(1)」

■日程:平成27年12月3日(木)

■会場:安来市学習訓練センター

 中小企業が自社の経営資源を活かして,独自製品や技術を開発し,事業として進めていくためのコツについて学んでいただくセミナーを開催しました。

 「『経営者・技術者が開発した新製品がなぜ売れないのか』〜ビジネス全体を俯瞰し「顧客価値」を「必要技術」に「翻訳する」〜」をテーマとする講演の他,安来市の2つの企業から,事例紹介をしていただきました。

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 アグリビジネス創出フェア

■日程:平成27年11月18日(水)〜20日(金)

■会場:東京ビッグサイト

 「アグリビジネス創出フェア」は, 全国の産学の機関の有する農林水産・食品分野などの最新の研究成果を,展示やプレゼンテーションなどで分かりやすく紹介し,研究機関間や研究機関と事業者との連携を促す場として開催される「技術・交流展示会」です。

 島根大学からは,2つのグループが出展し,出展説明やプレゼンテーションを行い,これまで取り組んできた研究成果やその成果から実用化された柿ドリンク,低カリウムメロンなどについて紹介しました。非常に多くの方が訪れ,関心を持っていただけました。

 また産学連携センターから,北村寿宏教授,小金民造客員教授が参加し,研究シーズを紹介するとともに各大学の産学連携活動などの情報収集を行いました。

■低カリウムメロンプロジェクトチーム

■農林水産業の六次産業化プロジェクトセンター

展示ブース

展示ブース

研究プレゼンテーション
「透析患者用低カリウムメロンの開発とその実用化」

研究プレゼンテーション
「島根大学発 六次産品の紹介」

 出雲産業フェア2015

■日程:平成27年10月31日(土)〜11月1日(火)

■会場:出雲ドーム(出雲市)

 出雲産業フェア実行委員会とNPO法人21世紀出雲産業支援センターの主催,島根大学等の後援で,「出雲産業フェア2015」が開催されました。

 このフェアは,「世界に羽ばたけ 出雲のものづくり!夢づくり!」をテーマに,地域の企業等の製品や技術などを一堂に集め,地元産業への理解を図り,企業間の相互のコミュニケーションを深める,さらには,大学等教育・試験研究機関の研究内容を紹介し産学連携の推進を図ることなどを目的にしています。

 島根大学からは,5つのグループが出展しました。

 産学連携センターは,本学の産学連携の活動や制度について紹介すると共に,研究シーズ集やお宝研究の冊子の配布やパネル展示を行い本学の研究成果について企業や一般市民の方々に紹介しました。研究成果は,高校生などにも興味を持って頂けました。

農林水産業の六次産業化
プロジェクトセンター

たたらナノテク
プロジェクトセンター

ナノテク
プロジェクトセンター

産学連携センター
(出雲地区)

産学連携センター
(松江地区)

産学連携センター中村教授
ラジオ出演

 ビジネスマッチング商談・展示会2015in出雲

■日程:平成27年10月29日(木)

■会場:出雲ドーム(出雲市)

 中海・宍道湖・大山圏域ものづくり連携事業実行委員会などの主催で,出雲市矢野町の出雲ドームにおいて,「ビジネスマッチング商談・展示会2015in出雲」が開催されました。

 これは,ものづくり企業を中心に,中海・宍道湖・大山圏域内外から幅広く参加を募り,企業間の取引拡大,連携強化を図る山陰最大級の「商談・展示会」で,100を超える企業や教育機関からの出展がありました。

 本学からは,産学連携センター(松江・出雲地区の両方)が参加,出展し,本学での産学連携活動の紹介を行うと共に,地元の産業界の方々に研究シーズの紹介を行いました。また,鳥取大学など近隣の大学などと産学連携についての情報交換を行うことができました。

 第5回 おおた研究・開発フェア

■日程:平成27年10月8日(木)〜9日(金)

■会場:大田区産業プラザPiO

 ものづくりのまち「大田区」において,学術分野と産業界の技術シーズとニーズの交流の場となる展示会「第5回おおた研究・開発フェア」が開催されました。大田区企業24社,大学・高専・研究機関42団体,全国の企業24社の展示が行われ,それぞれ最新の研究開発成果や新製品,新技術が紹介されました。来場者は1865名と過去最多で,大変賑やかでした。

 島根大学からは,総合理工学研究科 機械設計研究室(李 樹庭 准教授)が出展し,産業ロボットや航空機用「特殊歯車装置・軸受の設計と解析技術」の研究成果を展示するとともに,「島根大学における機械要素設計に関する先端研究内容の紹介」というテーマでプレゼンテーションも行いました。

 李准教授は,歯車の解析や設計を専門としており,当日は歯車装置設計専用FEM(有限要素法)解析ソフトやそれを用いた解析事例の紹介,SolidWorks,AutoCADを用いた先進的な歯車装置の自動設計計算,自動製図ソフトなどの紹介しました。

 今回,本学のブースには,ものづくり企業の方を中心に60名以上の方が来られ,多くの方々に本学の機械要素強度の解析技術に関心を持っていただけました。約14社の企業から展示資料を送付することが求められるなど,多くの企業に本学の技術をPRでき,有意義なものとなりました。

 また産学連携センターから北村寿宏 教授も参加し,展示をサポートするとともに,企業ニーズや各大学の産学連携活動などの情報収集を行いました。

会場の様子

展示ブース

プレゼンテーション

 第27回国立大学法人共同研究センター長等会議

■日程:平成27年9月17日(木)〜18日(金)

■会場:電気通信大学

 電気通信大学で,第27回国立大学法人共同研究センター長等会議が開催され,全国の国立大学法人に設置されている共同研究センター等のセンター長,専任教員,担当事務など約160名が出席しました。

 1日目には,文部科学省の次田 彰 氏(文部科学省科学技術・学術政策局・産業連携・地域支援課 地域支援企画官)よる基調講演「産学官連携に関する諸課題と地域イノベーション推進施策」があり,現在の取り巻く環境や地域科学技術支援施策の変遷から地域イノベーションの推進のための今後の課題や施策などの紹介がなされました。

 基調講演に続き,分科会A「課題解決のための産学官の協働体制」と,分科会B「産学官連携に関わる人材の育成」の二つの分科会に分かれて情報交換や議論がなされました。

 その後,全体で意見交換や議論がなされ,各センターとも様々な課題を解決しながら,複雑な連携体制を構築されていることがわかりました。

 2日には,日刊工業新聞社顧問の千野 俊猛 氏による講演「マスコミから見た産学連携の展望」があり,研究開発型の中堅・中小企業と大学との産学連携が重要であることや,日本の現況を悲観する状況にないこと,将来のために産学連携が非常に重要であることなどを強調されました。

 JSTマッチングプランナー事業説明会

■日程:平成27年9月7日(月)

■会場:島根大学総合理工学部1号館

 研究機構産学連携センターの主催により,「JSTマッチングプランナー事業説明会」を開催しました。

 マッチングプランナープログラムは,国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が平成27年度に新設した事業です。全国5拠点にマッチングプランナーが配置され,地域の企業ニーズと大学等の研究成果を結びつける活動が行われています。

 当日は,中四国地域の拠点である岡山オフィスのマッチングプランナー 小谷章二 氏を本学にお呼びし,事業概要の説明や,今後の公募について情報提供をいただき,松江キャンパスの教員に加えて,県内の産学官連携のご担当者など,計15名が参加しました。

 詳細はこちらをご覧ください。

 第28回 国立大学法人共同研究センター等教員会議

■日程:平成27年9月3日(木)〜4日(金)

■会場:香川大学 研究交流等5階

 全国の国立大学に設置されている産学連携を担当している組織の教員が集まり,情報交換や意見交換を行う「国立大学法人共同研究センター専任教員会議」が,香川大学の当番により開催されました。

 第28回となる今回は,全国から共同研究センター等の教員60名が集まり,様々な意見交換や議論が交わされました。

 全体会議では,文部科学省 産業連携・地域支援課の次田 彰 地域支援企画官から,「産学官連携に関する諸課題と地域イノベーション推進施策」と題し,現在を取り巻く環境や,地域科学技術支援施策の変遷から地域イノベーションの推進のための今後の課題や施策などの紹介がありました。

 そして「大学として地域創生を考える」を主題に3つの分科会(分科会1「地域創生における大学の役割」,分科会2「地域創生における大学の関与手法」,分科会3「地域創生を進めるためにどのような組織であるべきか」)が行われました。

 イノベーション・ジャパン2015

展示ブース

ショートプレゼンテーション

■日程:平成27年8月27日(木)〜28日(金)

■会場:東京ビックサイト 西1ホール

 平成27年8月27日(木)〜28日(金)に,大学と産業界が持つ技術シーズとニーズの発見・出会いを目的とした国内最大級のマッチングイベントである「イノベーション・ジャパン2015−大学見本市」が,東京ビックサイトで開催されました

 今年は,情報通信,ライフサイエンス,医療,装置・デバイス,ナノテクノロジー,環境保全・浄化,低炭素・エネルギー,マテリアル・リサイクル,シニアライフ(高齢社会),防災の計10分野から500件を超える大学などの研究最先端シーズが展示説明され,各大学の研究シーズや産学連携への取り組みの一端を感じることができました。

 島根大学からは,医学部 医学科 整形外科学 内尾祐司 教授のグループが「匠の技を再現! 精密加工は手術におけるコロンブスの卵」について出展し,今出真司 助教が研究シーズすると共に,ショートプレゼンテーションを行いました。

 この研究では,骨折の治療などの臨床において骨の形成は医師が手作業で行うため,その精度には限界があり,また骨は不均質で非常に加工しにくいと言う問題を医工連携で解決し,骨の加工を精密に行える精密加工装置の開発に成功しました。この装置は,自家骨,同種骨,人工骨いずれの加工にも対応可能であり,骨欠損を有し骨移植を要する疾患(粉砕骨折,骨腫瘍,人工関節置換術など)の治療に対して活用が期待できます。

 当日は,開発した3次元精密加工装置のプロトタイプを展示し,実際の工程を見ていただき,企業の方を中心に多くの関係者の方に興味を持っていただけ,PRできました。

 平成27年度中国・四国地区国立大学法人地域共同研究センター等センター長会議

■日程:平成27年7月24日(金)

■会場:常磐工業会館 会議室(山口県宇部市)

 平成27年7月24日(金)に,山口大学の当番により,常磐工業会館で「平成27年度中国・四国地区国立大学法人地域共同研究センター等センター長会議」が開催され,本学からは,大庭卓也 センター長,北村寿宏 教授,洲之内善基 研究協力課長が出席しました

 会議には,中国・四国地区の国立大学法人で産学連携を推進しているセンターや機構のセンター長や教員,担当事務スタッフなど約40名が出席しました。

 山口大学の三池秀俊 理事(学術研究担当副学長)による開会挨拶の後,三つの講演がありました。

 次に,経済産業省中国経済産業局の江口知之 地域経済部長が「最近の経済情勢と産学官連携の動向」と題して講演され,中国地方の経済動向や産学連携の促進の取り組みなどについて紹介されました。

 最後に,山口大学 大学研究推進機構 知的財産センターの木村友久 副センター長が「山口大学における知的財産教育の取り組み」と題して講演されました。。

 講演後に行われた会議では,「産学官連携センターによる地域連携の在り方について」をテーマに,各大学における地域企業との共同研究や各種連携の促進に対する問題点や取り組み状況にが紹介され,意見を交換しました

 来年は,鳥取大学が当番校として開催される予定です。

 山陰(鳥取・島根)発 新技術説明会

■日程:平成27年7月7日(火)

■会場:JST東京本部別館1Fホール

 大学や公設試験研究機関等から生まれた研究成果の実用化を促進するために開催されるJSTの事業であり,山陰地域では,2007年度から,大学や公設試験研究機関が連携して開催しています。

 当日は,島根大学,鳥取大学,島根県産業技術センター,鳥取県産業技術センター,鳥取県衛生環境研究所,鳥取県 県土整備部技術企画課から生まれた計8件の新技術の発表が行われました。

 本学からは,総合理工学研究科の横田正幸 教授による「ディジタルホログラフィによる乾燥・硬化過程の解析」,総合理工学研究科の笹井亮 准教授による「環境水中から選択的にヨウ素含有陰イオンを捕集できる素材の開発」の計2件の新技術の発表が行われました。詳細はこちらをご覧ください。

 学生による研究発表会&産学交流会

■日程:平成27年6月3日(水)

■会場:島根大学総合理工学部3号館

日頃,企業の皆様から「大学ではどのような研究が行われているのかよく分からない」,「大学での研究は難しくてなかなか理解できない」などと言われることがあります。 そこで,企業の皆さんに,本学の学生の皆さんが日頃行っている研究について紹介し,参加者間で意見交換できるように「学生による研究発表会&産学交流会」を企画し,実施しました。

 当日は,学外から約40名が参加し,学内からも多数が参加して,活発な意見交換が行われました。

 詳細はこちらをご覧ください。

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