平成26年度の活動

 国立大学法人共同研究センター西日本ブロック専任教員会議

■日程:平成27年3月6日(金)

■会場:松江テルサ 4F 中会議室

 全国の国立大学法人で産学連携に携わっている教員等が集まり,産学連携の課題の議論や意見交換を行う「国立大学法人共同研究センター西日本ブロック専任教員会議」を,島根大学の担当で開催しまし,北は北見工業大学から南は鹿児島大学まで,全国各地の産学連携担当者26名が集まりました。

 各人の自己紹介を行った後,提案された議題について議論,意見交換を行いました。

 今回は,共同研究の促進について,教員の知的財産創出への意識向上策について,産学連携センターの組織の変化について,大学の広報戦略と共同研究センターが行う広報活動についてなど6つの議題について,議論,意見交換を行いました。

 会議後は,情報交換会が行われ,議論の続きが活発に行われました。

 島根大学知的財産セミナー「知的財産の基礎と研究ノートの活用法」

■日程:平成27年3月3日(水)

■会場:島根大学松江キャンパス

 研究現場で生まれた研究成果は,特許法,実用新案法,意匠法,商標法,種苗法,著作権法等で保護することにより,大学が求められているミッションの社会還元を,円滑に遂行することができています。

 ところが昨今,この研究成果の根幹を形成するデータ等に対して,改ざん,捏造がマスコミで取り上げられ世間を騒がせています。これはごくごく一部のレアーなことでありながら,まっとうな研究に対してですら,いつ何時嫌疑がかけられないとも限りません。そのためにも正しいことを証明できるすべを日頃から準備しているおくことに越したことはありません。その際一番強い味方になってくれるのが「研究ノート」です。その研究ノートに証拠力を持たせるためにも,実は一定のルールがあります。

 そこで今回は,特許庁で長年審査・審判をやってこられた後,山口大学で知財の統括をされ,知的財産権や研究ノートの活用等に造詣の深い佐田洋一郎 氏(国立大学法人山口大学 学長特命補佐・知的財産センター長)を講師に迎えて,大学の学生・研究者や関係者が知っておきたい「知財の基礎」と「研究ノートの活用法」をセットで学べるセミナーを企画しました。

 MOTセミナー中級編「顧客価値と技術から展開する新商品・事業開発手法」 実例と演習

■日程:平成27年1月29日(木),30日(金)

■会場:島根大学産学連携センター(松江市)

 今回のセミナーでは,MOTのマーケティングを中心に,座学に加えて自らのテーマについて演習を行い,その結果を参加者間で発表し議論を行うグループ討議を組み合わせて実施しました。
 参加した皆さんが,熱心に受講すると共に,活発な議論が行われ,会場が熱気に包まれるほどでした。

 詳しくはこちらをご覧ください。

 MOTセミナー初級編「顧客価値と技術から展開する新商品・事業開発手法」

■平成26年12月11日(木)

■会場:出雲市民会館

 このセミナーでは,中小企業が,自社の経営資源,特に技術を活かして,独自の製品や技術を開発し,事業として進めていくための心構えや手法について,株式会社テクノ・インテグレーション 出川 通 代表取締役(島根大学産学連携センター 客員教授)が講義をするとともに,身近な例で理解を深めてもらおうと,大福工業株式会社と島崎電機株式会社に,取り組みの事例を紹介していただきました。

 詳しくはこちらをご覧ください。

 アグリビジネス創出フェア2014

■日程:平成26年11月12日(水)〜14日(金)

■会場:東京ビッグサイト

全国の産学の各機関の有する農林水産・食品分野などの最新技術や研究成果を展示やプレゼンテーションなどで分かりやすく紹介し,研究機関間や研究機関と事業者との連携を促す「技術・交流展示会」として「アグリビジネス創出フェア2014」が開催されました。

本学からは,「農林水産の六次産業化プロジェクトセンター」が出展し,当センターの丹生晃隆 准教授もメンバーとして加わり,当該センターで取り組んでいる研究やその成果から実用化されたおろち大根,芋焼酎,柿ドリンク,エゴマ利用などについて紹介しました。非常に多くの方が訪れ,関心を持って頂けました。

 また,北村寿宏 教授も参加し,各大学の産学連携活動などの情報収集を行いました。

 第4回おおた研究・開発フェア

■日程:平成26年10月2日(木),3日(金)

■会場:大田区産業プラザPiO大田区産業プラザPiO

 モノづくりのまち「大田区」において,学術分野と産業界の技術シーズとニーズの交流の場となる展示会「第4回おおた研究・開発フェア」が開催されました。

 主な出展者は,大田区企業・全国の企業・大学・高専・研究機関・台湾政府研究機関・台湾企業・米国州政府で,約100のブース展示が行われ,それぞれ最新の研究開発成果や新製品,新技術が紹介されました。

 島根大学からは,総合理工学研究科の李 樹庭 准教授(機械設計研究室)が出展し,「先端機械装置を支える機械要素の設計・強度解析技術」について研究成果の紹介を行いました。李准教授は,歯車の解析や設計を専門としており,当日は歯車装置設計専用FEM(有限要素法)解析ソフトやそれを用いた解析事例の紹介,SolidWorks,AutoCADを用いた先進的な歯車装置の自動設計計算,自動製図ソフトなどの紹介を行いました。ものづくり企業の方など多数の来訪者があり,研究成果をPRできました。

 産学連携センターからは,北村寿宏教授が参加し,李先生の展示をサポートすると共に,企業ニーズや各大学の産学連携活動などの情報収集を行いました。 

 第26回国立大学法人共同研究センター長等会議

■日程:平成26年9月25日(木),26日(金)

■会場:北見工業大学

 全国の国立大学法人に設置されている共同研究センター等のセンター長,専任教員,担当事務など約200名が出席して,第26回国立大学法人共同研究センター長等会議が開催されました。

 文部科学省の木村直人 氏(文部科学省科学技術・学術政策局・産業連携・地域支援課)による「産学官連携の現状と共同研究センターへの期待」と題する基調講演と,丸玉産業 株式会社社長 大越敏弘 氏による「地域資源の有効活用」と題する講演,そして2つの分科会(分科会A「将来に向けた共同研究センター等の役割・機能」,分科会B「社会連携の多様性及び地域固有課題への対応)が行われました。

 イノベーション・ジャパン2014

■日程:平成26年9月11日(木),12日(金)

■会場:松江テルサ 4F 中会議室

 大学と産業界が持つ技術シーズとニーズの発見・出会いを目的とした国内最大級のマッチングイベントである「イノベーションジャパン2014」が開催され,主催者の発表によると,2日間で2万人を超える来場がありました。

 今年は,情報通信,ライフサイエンス,医療,装置・デバイス,ナノテクノロジー,環境保全・浄化,低炭素・エネルギー,マテリアル・リサイクル,シニアライフ(高齢社会),防災の計10分野から400件を超える大学などの研究最先端シーズが展示説明され,各大学の研究シーズや産学連携への取り組みの一端を感じることができました。

 島根大学からは,総合科学研究支援センターの西郡至誠 准教授が装置・デバイス分野に出展し,「PCシミュレーションを応用した比熱・熱伝導率測定の新手法」について研究シーズを紹介しました。この手法は,液体に浸漬した状態で円柱形の試料の片方の面を加熱しながら両端面の中心の温度変化を測定し,この結果を数値解析的手法(FEM)によりパソコンでシミュレートすることにより,試料と液体の両方の比熱と熱伝導率をそれぞれに求めることができる方法です。従来の方法と異なり,液体の比熱や熱伝導率を求めることができる,加圧下や低温下でも測定可能である,と言う特徴を持っています。

 当日は,企業の方を中心に多くの関係者の方が来られ,測定法そのものに興味を持って頂けただけでなく,「こんな物質の熱伝導率を測定できないか,測定して欲しい」など,熱伝導率の測定そのもののニーズの高いこともわかり,研究そのものをPRできました。

 第27回国立大学共同研究センター等教員会議

■日程:平成26年8月28日(木)

■会場:秋田大学VBL棟2階大セミナー室

 全国の国立大学に設置されている産学連携を担当している組織の教員が集まり,情報交換や意見交換を行う「国立大学法人共同研究センター専任教員会議」が,第27回となる今回は,秋田大学の当番により開催され,全国からセンターの専任教員約55名が集まり,様々な意見交換や議論を行いました。

 全体会議では,文部科学省産業連携・地域支援課 大学技術移転推進室の塚本英則 室長補佐から,「未来を創る産学官連携」と題し,産学連携のこれまでの経緯や現状,現在進められている施策などの紹介がありました。

 また,「未来志向の産学官連携を考える」をテーマに三つの分科会も行われ,議論に参加しました。

 来年は,香川大学の当番で行われる予定です。

 平成26年度中国・四国地区国立大学法人地域共同研究センター等センター長会議

■日程:平成26年7月17日(木)

■会場:徳島大学 産学官連携プラザ 日亜ホール

 中国・四国地区の国立大学法人で産学連携を推進しているセンターや機構の,センター長や教員,担当事務スタッフなど約30名が出席しました。

徳島大学の野地理事(研究担当)による開会挨拶の後,文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課の塚本英則 大学技術移転推進室長補佐が「産学官連携の現状と今後の展望」と題して講演され,産学連携のこれまでの経緯や共同研究や特許などの実績,イノベーションの創出に向けた最近の文部科学省における取り組みを中心にお話されました。続いて,一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパン 佐藤大吾 代表理事が「新しい研究資金の獲得について」と題して講演され,クラウドファンディングの実状についてお話されました。

 その後,「共同研究センターのあるべき将来像」をテーマに,各大学から,組織の変遷や現在の取り組み状況について紹介し,意見交換しました。

 来年は,山口大学が当番校として開催される予定です。

  山陰(鳥取・島根)発 新技術説明会

■日程:平成26年7月4日(金)

■会場:大阪商工会議所 4階 401会議室

 7月4日(金)山陰地域の大学,公設試験研究機関が連携して開催する,今回で8回目となる「山陰(鳥取・島根)発 新技術説明会」を開催し,本学からは,4件の新技術の発表しました。

 詳しい内容はこちらをご覧ください。

 中国地域産学官コラボレーション会議第13回全体会議・地域イノベーション創出2014inとっとり

■日程:平成26年7月2日(水)

■会場:とっとり文化会館

 「中国地域産学官コラボレーション会議第13回全体会議」では,中国地方の産学官金の各機関が集まり,地域イノベーションの創出や各機関の連携促進についての情報や意見を交換しました。

 「地域イノベーション創出2014inとっとり」では,約200人が参加する中,基調講演,先進的な取組事例の紹介,トークセッションが行われました。

    

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