平成23年3月4日(金)に,くにびきメッセにおいて,「山陰発技術シーズ発表会in島根2011」が開催されました。
本発表会は,島根大学が主催団体となり,島根・鳥取両県の大学,国立高等工業専門学校,産業技術センターにシーズ発表を呼びかけて開催するものであり,島根での開催は今回が第3回の開催になります。「環境・エネルギー」,「計測・システム」,「農業・バイオ」,「食品」の4分野における,それぞれの機関の最新の研究成果,地元での活用が期待される技術シーズ,計8件が発表されました。
共催機関として(独)科学技術振興機構(JST)イノベーション推進本部
産学連携展開部の菊池文彦部長から開会挨拶を,JSTイノベーションプラザ広島の上村達男
科学技術コーディネータからJSTの事業紹介をしていただきました。
発表シーズについて島根大学からは,総合理工学部 清家
泰教授による「WEPシステムによる中海浚渫窪地(無酸素水塊)の水質・底質改善」,生物資源科学部
森 也寸志准教授による「竹繊維を活用した土壌中への効果的溶液輸送と有機物貯留による土壌環境修復」の環境・エネルギー分野の発表が2件。そして,医学部 高橋
仁助教による「ω-5グリアジン欠失小麦系統を用いた低アレルゲン化小麦製品の開発」の食品分野の発表が1件,以上計3件の発表が行われました。
当日は朝から雪がちらついており,あいにくの天気ではありましたが,島根県,鳥取県の民間企業,自治体,経済団体等から,70名の参加者が集まり,終了後の懇親会にも30名の参加をいただきました。今回のような技術シーズ発表会を通じて,山陰地域において様々な形での産学官連携がさらに進むことが期待されます。
各技術シーズについては,それぞれの発表機関宛に直接お問い合わせください。 |