平成22年3月5日(金)に,くにびきメッセにおいて,「山陰発技術シーズ発表会in島根」が開催されました。
本発表会は,本学が主催団体となり,山陰地域の大学,国立工業高等専門学校,産業技術センターにシーズ発表を呼びかけて開催するものであり,今回が第2回の開催になります。「食品・健康」,「ものづくり・IT」,「生活・環境」の3分野におけるそれぞれの機関の最新の研究成果,地元での活用・実用化が期待される技術シーズ,計10件が発表されました。
共催機関として,(独)科学技術振興機構(JST)のJSTイノベーションプラザ広島の佐々木博司 館長,上村達男 科学技術コーディネータにもご出席をいただきました。佐々木館長からは開会挨拶を,上村コーディネータからはJST事業の紹介をいただきました。
発表技術シーズについて,本学からは,食品・健康分野2件,生物資源科学部・秋廣高志助教による「ギャバを多く含む県内農産物の発掘と高付加価値化商品の開発に向けた取り組み」,医学部法医学講座・竹下治男教授・藤原純子助教による「法医学的個人識別を応用したしじみ等食品判別技術開発」。続いて,ものづくり・IT分野1件,医学部救急医学講座・橋口尚幸教授による「病院前救護での処置時間を記録する機器の開発」。最後に,生活・環境分野では,教育学部学校教育課程・高橋哲也教授による「金属イオン担持ゼオライトを利用した抗菌洗剤―風呂の残り湯の除菌と被洗布への抗菌性付与―」,総合理工学部・吉延匡弘准教授による「衣食住に由来するリグノセルロース系残廃材の資源化」,以上の5件の発表が行われました。
島根県,鳥取県の民間企業,自治体,経済団体等から,計100名を超す参加者が集まり,終了後の懇親会にも多数ご参加をいただきました。今回のような技術シーズ発表会を通じて,山陰地域の研究機関の技術シーズに関心を持っていただき,また,この地域において様々な形での産学官連携がさらに進むことが期待されます。
各発表技術シーズについては,それぞれの発表機関宛に直接お問い合わせください。
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