島根大学産学連携センター
Collaboration Center,Shimane University

JST新技術説明会成果集に,研究成果「マウス・ラット用片手持ち搾乳器」が掲載

 独立行政法人科学技術振興機構(JST)が作成した「新技術説明会 成果集」に,研究機構総合科学研究支援センター実験動物部門の川上浩平技術専門職員,山田高也准教授による研究成果「マウス・ラット用片手持ち搾乳器」が掲載されました。

 本学では,2007年度より,JSTや鳥取大学,島根・鳥取両県の公設試験場と連携して「山陰(鳥取・島根)発 新技術説明会」を開催しています。2011年度に開催された新技術説明会において,川上技術専門職員が「実験動物(マウス・ラット)用の片手持ち搾乳器の開発」をテーマとした発表を行いました。発表後,担当コーディネータによる相談対応やマッチングを経て,2011年9月に,株式会社夏目製作所(東京都文京区)によって「マウス・ラット用片手持ち搾乳器」として製品化が実現しました。

 研究機構産学連携センターでは,新技術説明会や各種展示会等での発表を通じて,今後も,研究の実用化や製品化に向けた産学連携をサポートして参ります。

 「新技術説明会 成果集」の掲載ページはこちらをご覧ください。

製品名称

マウス・ラット用片手持ち搾乳器


【発明者】

研究機構総合科学研究支援センター実験動物部門 川上浩平 技術専門職員
研究機構総合科学研究支援センター実験動物部門 山田高也 准教授

【発明者のコメント】

 マウス・ラット用の片手持ち搾乳器は,軽くて扱いやすく,誰でも簡単な操作で手軽に搾乳ができ,動物の母仔とも生存のまま採取可能です。洗浄が容易であり,保存容器への移し替えは不要で,微量でも採取可能です。

【販売元】

株式会社夏目製作所

【産学連携マッチングから製品化への経緯】

 2011年度開催の「山陰(鳥取・島根)発 新技術説明会」において,「片手持ち搾乳器(特開2010-0966854)」の発明者の一人である川上技術専門職員が発表を行いました。発表後には,実験動物を扱う企業や研究機関の関係者から多くの問い合わせがあり,現場でのニーズがあることが分かりました。これが後押しとなり,以前から試作品の製作を依頼していた株式会社夏目製作所によって製品化されることになりました。

【担当コーディネータ】

研究機構産学連携センター 地域医学共同研究部門 中村守彦 教授
研究機構産学連携センター 知的財産創活部門 阿久戸敬治 教授

【参考情報】

左:マウス用の搾乳器 右:ラット用の搾乳器

【新技術説明会事業に関するお問い合わせ先】
研究機構産学連携センター 連携企画推進部門 丹生 たんしょう 晃隆 准教授
tansho @ riko.shimane-u.ac.jp (@は小文字に変えてください。)

島根大学産学連携センター

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