平成20年12月5日(金)に,(独)科学技術振興機構(JST)の東京本部において,「山陰(鳥取・島根)発 新技術説明会」が開催されました。
新技術説明会は,大学,公設研究機関及びJSTの各事業から生まれた研究成果の実用化を促進するために開催されるJSTの事業であり,山陰地域の大学,産業技術センターが連携して開催するのは,今回が2回目になります。
当日は,島根大学,鳥取大学,島根県産業技術センター,鳥取県産業技術センターから,計10の技術シーズの発表が行われました。
本学からは,プロジェクト研究推進機構/医学部の森隆治准教授「骨粗しょう症の弱い骨を確実に固定する新世代のネジ」,医学部の廣田秋彦教授「脳機能イメージングに新たな道を拓く,立体形状をした多点透明電極の開発」,生物資源科学部の赤間一仁准教授「普通のご飯として食べることで高血圧を予防できるお米の開発」,総合理工学部の梶川靖友教授「プラスチック上にも形成できる高速薄膜トランジスタ」,以上の4件の技術シーズが発表されました。
首都圏を中心に約100名の参加者が集まり,山陰発の新技術に熱心に耳を傾けられていました。
また,各発表の終了後には,個別相談会も設けられ,新技術導入に係る,民間企業等からの具体的な相談について,担当コーディネータも交えて熱心な協議が行われました。
今回のような発表を通じて,大学発の技術シーズが産業界に活用されるきっかけづくりが期待できる他,参画機関同士の研究交流やマッチングなど,鳥取・島根両県の垣根を越えた産学官連携が進むことも期待されます。
なお,今年度は,首都圏での開催だけでなく,平成21年3月6日(金)には,くにびきメッセにおいて,島根県,鳥取県の研究機関の技術シーズを発表するイベントも企画されております。詳細が決まり次第,公表させていただきますので,今しばらくお待ちください。

【昨年度の開催内容はこちらをご覧ください】
|