最先端光技術の国際総合展
  InterOpto2014

島根大学産学連携センター

最先端光技術の国際総合展

InterOpto2014

に総合理工学研究科の横田正幸教授が出展しました

 平成26年10月15日(水)〜17日(金)に,パシフィコ横浜で開催された「InterOpto 2014」に総合理工学研究科 光応用計測研究室の横田正幸教授が出展しました。InterOptoは,国内外のフォトニクス製品・技術が集結する先端光技術の国際総合展です。主催者からの発表によると3日間で8,467人の来場者がありました。

 横田研究室では,出展製品・技術として,ディタルホログラフィーを用いた塗料や接着剤の乾燥・硬化評価装置の展示を行いました。この評価装置によって,塗料や接着剤等の乾燥,硬化の状態を可視化でき,さらに非接触かつ定量的にモニタリングすることができます。また,スペックル法では評価できなかったクリアー塗料の評価も可能となります。

 今回展示した評価装置の開発にあたって,横田正幸教授は,平成23年度に,科学技術振興機構の研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)探索タイプに採択されました(課題名:ディジタルホログラフィーを用いた塗料乾燥評価装置の開発)。続いて,平成25年度には,共同研究先である株式会社東洋精機製作所(東京都)と連名で申請し,シーズ顕在化タイプに採択されました(課題名:ディジタルホログラフィーによる乾燥・硬化評価装置の開発)。今回出展した乾燥・硬化評価装置の開発は,A-STEP,ならびに株式会社東洋精機製作所との共同研究の成果となります。

(左側)総合理工学研究科 石倉 賢さん
(右側)総合理工学研究科 吉儀 拓哉さん

 展示ブースでは,ポスターや評価装置の展示だけでなく,実際の塗料の乾燥・硬化過程の評価についてデモも行われました。今までにない非接触かつ定量的に測定・モニタリングができる技術として,塗料や接着剤を製造工程で用いるメーカー,測定・分析機器メーカー,レーザーや光源開発企業等から大きな関心を持っていただきました。また,塗料の乾燥や硬化状態の評価について,製造現場におけるニーズについても貴重な情報収集をすることができました。今後も横田研究室では,共同研究先である株式会社東洋精機製作所と連携して,乾燥・硬化評価装置の製品化に向けて研究開発を進めて参ります。

【お問合せ先】

 ・総合理工学研究科 機械・電気電子工学領域 横田正幸教授
  E-mai:yokota@ecs.shimane-u.ac.jp

 ・産学連携センター 連携企画推進部門 丹生晃隆准教授(A-STEP担当コーディネータ)
  E-mail:tansho@riko.shimane-u.ac.jp