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顧客価値と技術から展開する新商品・事業開発手法 (2) |
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今回のセミナーでは,MOTのマーケティングを中心に,座学に加えて自らのテーマについて演習を行い,その結果を参加者間で発表し議論を行うグループ討議を組み合わせて行いました。参加者は14名で,制御機器,電子部品,電気機器製造,大学など様々な業種の方が参加されました。参加者のエリアは,出雲市を中心に松江市からも参加がありました。 参加した皆さんは,熱心に講師の話を聞くと共に,グループ討議(演習)では各自が持ち寄った課題について活発な議論が行われ,会場が熱気に包まれるほどでした。 自ら想定する新製品で顧客や顧客価値をどのように整理して行くかなどの演習とグループ討議を行うことで,MOTやマーケティングについての理解を深められました。また,参加者間の交流が活発に行われ,自然に異業種交流となりました。 今後もこのようなセミナーを継続し,MOTの普及に務めて行きたいと考えています。また,MOTが活かされ,地域での新事業やイノベーションの創出につながって行くことを期待しています。 |
日時 |
平成29年1月19日(木)13:30〜17:00, 20日(金) 9:00〜16:30 |
会場 |
島根大学産学連携センター 地域医学共同研究部門4階 研修室(出雲キャンパス) |
主催 |
島根県,公益財団法人しまね産業振興財団,島根大学産学連携センター |
講師 |
出川 通 氏 | (株式会社テクノ・インテグレーション
代表取締役) (島根大学産学連携センター客員教授) |
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《講師紹介》 イノベーションのマネジメント手法(MOT)を用いた開発・事業化のコンサルティングや研修などを行なっている。 |
司会 |
北村 寿宏 | (島根大学産学連携センター教授) |
プログラム |
〜見えないマーケットニーズを明確にし,新事業につなげる手法と演習〜 | |||
T.いまなぜ,技術者のためのMOT(技術)マーケティングか | ||||
1.MOTのマーケティングの基本コンセプト | ||||
2.新事業のためのMOTマーケティングの実際の流れ | ||||
3.技術者の仕事と営業関係者の仕事分担・協力 | ||||
U.成功するためのマーケティング @ :どこに行くか,その優先順位は …顧客のカテゴリー(領域)とキャズム理論の活用 |
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1.マーケティング戦略とは:仕様からベネフィットの転換 |
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2.技術とマーケットの対話と関係 | ||||
3.開発マーケティングの実際 | ||||
4.MBAとMOTのマーケティング | ||||
5.マーケットの分類(カテゴリー,ニッチの意味)(演習−1) | ||||
V.成功するためのマーケティング A :何を話すか,何を引き出すか …ベネフィットと対話により顧客の潜在ニーズをロードマップ化する |
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1.MOTマーケティング戦略とは:仕様からベネフィットの転換 |
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2.技術とマーケットの対話と関係 | ||||
3.テーマ・マーケティングを利用した開発成功の事例(演習−2) | ||||
W.成功するためのマーケティング B :見えないマーケットの予測 …フェルミ推定の活用により,市場規模,売上予想規模を明確にする |
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1.技術の商品・事業化のためのマーケットの確実性と価値評価 |
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2.存在しないマーケットの推定方法例 | ||||
3.マーケットのサイジング問題の解決方法(演習−3) | ||||
X.リスクマネジメント:商品開発のテーマ探索とリスクヘッジをいかに考えるか | ||||
Y.まとめ :自社の開発プロジェクトを如何にマネジメントするか …Q&Aとセミナー総括 |
問合せ先 |
島根大学産学連携センター(担当:北村) |
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