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出川 通
氏による講演 |
経済環境が厳しい今日,中小企業では,大企業などからの下請け型から,企画提案型への変革が必要と言われています。しかし下請け型からの脱却には,自分の仕事は自分で創り出すという経営者と技術者の取り組みが必要となります。このような観点から,中小企業が自社の経営資源を活かして,独自製品や技術を開発し,事業として進めていくためのコツについてのセミナーを,島根県,公益財団法人しまね産業振興財団,当センターが共同で主催,松江市と東出雲町商工会の協力(共催)を得て,開催しました。
MOTセミナーは,島根県内の関連機関と連携し10年前から「しまね地域MOTセミナー」として開催してきましたが,今回は,松江市東出雲町での開催となりました。東出雲町での開催は今回で2回目になります。
このセミナーでは, 先ず「『開発した新製品を売れるようにするためには』〜顧客と協業相手を選び、「顧客価値」を「必要技術」に「翻訳する」〜」と題し,株式会社テクノ・インテグレーション 代表取締役(島根大学産学連携センター 客員教授)の出川 通 氏に講演していただきました。
引き続き,地元の2社(菱農エンジニアリング株式会社 社長 小松原 浩
氏,株式会社曽田鐵工 取締役 曽田大輔 氏)から,それぞれの企業で取り組んでいる事例について紹介していただきました。その後,パネル討論形式で会場との質疑応答を行い,マーケティングの実際,お客さんとの連携の苦労など,生の声を伺うことができました。
島根県東部だけでなく西部の企業の方々など約20名の参加があり,盛況でした。
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(右側)コメンテーター:出川 通 氏 |
(左側)司会:北村寿宏
島根大学産学連携センター教授
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