島根大学産学連携センター
Collaboration Center,Shimane University

第8回産学官連携推進会議

 平成21年6月20日(土),21日(日),オープンイノベーション型の産学官連携による新たなる挑戦〜環境・資源制約などの世界が直面する様々な制約への対応を成長の糧に〜をメインテーマに,「第8回産学官連携推進会議」が開催され,約4,500名の参加がありました。

 会場では分科会を中心に様々な報告がなされると共に,イベント会場を中心に多くの関係者と意見交換ができました。地域,拠点,イノベーション創出などのキーワードを多く耳にし,「地域イノベーション創出」に向けた動きが加速している印象を受けました。

 島根大学からは,産学連携センターとプロジェクト研究推進機構が出展し,ZnOのナノ材料や水質浄化技術を中心とした研究成果の紹介や産学連携活動の紹介をしました。企業の方や産学連携の関係者など多くの方に興味を持っていただけ,PRできたようです。

 
【日 時】 平成21年6月 20日(土)  9:00〜18:30
21日(日)  9:00〜12:30
【会 場】 国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)
【主 催】 内閣府,総務省,文部科学省,経済産業省,(社)日本経済団体連合会,日本学術会議
【島根大学からの出展】

 産学連携センター

 島根大学の研究シーズや産学官連携による実用化事例について,パネル展示や冊子などの資料配付を行い,紹介しました。

  1)共同研究などに展開可能な研究シーズの紹介 (パネル展示,シーズ集などの配布)

  2)実用化事例の紹介 (調湿用木炭,水質浄化技術など)

 プロジェクト研究推進機構 S−匠ナノメディシンプロジェクト

 「低コスト」「簡易」「実用性」を兼ね備えた材料をもとにした「安心」「安全」で高機能な独自のナノ医療材料の開発として,癌の早期診断等にも応用できる酸化亜鉛蛍光標識剤やナタデココ,ハイドロジェルなどの医療応用技術の研究や産学官連携への展開について紹介しました。

プロジェクト研究推進機構のHP

 プロジェクト研究推進機構
  地域資源循環型社会の構築〜持続可能で活力ある地域を目指して〜

 今月14日に発足したNPO法人「菌体肥料・未利用有機資源利用促進協会」の代表発起人である生物資源科学部松本真悟准教授が代表となり,「高温好気発酵分解法による有機性廃棄物の減容化とその展開」をテーマに展示を行いました。

 株式会社ミシマと共同で研究開発した,汚泥や畜産廃棄物,生ゴミを,杉チップを加えた発酵分解装置で効率的に処理する仕組みや,その分解残渣を農産物栽培の有機質肥料(菌体肥料)に利用するリサイクルモデルとして東出雲町揖屋干拓地のキャベツ栽培について紹介しました。

プロジェクト研究推進機構のHP