島根大学産学連携センター
平成19年12月10日(月),中国地域産学官コラボレーションセンター主催で「平成19年度農工連携に関する産学官意見交換会」が開催されました。 本学からは,生物資源科学部の浅尾俊樹教授が「水耕栽培における自家中毒対策について」発表を行いました。 「農工連携に関する産学官意見交換会」は,昨年度に続いて今回が2回目の開催であり,当日は,工業技術を導入した新たな農業事例や,農業の生産性向上,省エネ化,高品質化について産学官それぞれの立場から議論が行われました。 特に,水耕栽培手法を用いた大規模施設園芸については,現在既に取り組んでいる企業だけでなく,今後新たに農業参入を計画している企業からも注目度が高く,予定時間終了後も,熱心な意見の交換が行われました。
【浅尾俊樹教授のシーズはこちら(PDF)をご覧ください】
生物資源科学部
浅尾 俊樹 教授
・「ハイメックによる新植物栽培システムの事業化事例について」 アグリ・コア・システム合同会社 藤井 学 社長 アニックスプランツワークス(株) 安達 守 代表取締役
・「企業の新規農業参入について」及び 「ハイブリッド環境システムによるハウス暖房費の低減について」 ネポン(株) 今井 雅夫 執行役員農用部長
・「水耕栽培における自家中毒対策について」 島根大学生物資源科学部 浅尾 俊樹 教授
・「果実の高糖度化及び節水を実現する 植物葉の水分ストレス検出による灌水制御技術について」 山口大学農学部 山本 晴彦 教授
・「ビタミンCが植物に及ぼす保存性・環境ストレス抵抗性向上作用について」 広島大学大学院生物圏科学研究科 江坂 宗春 教授
・「農業ビジネス参入のための支援施策について」 広島県農林水産部企業参入促進グループ 寺本 克彦 主任主査
農業の生産性向上,省エネ,省力化,高品質化等に関する技術,課題,要望,将来像等について,産学官それぞれの立場から意見交換を行った。