H18「しまね地域MOTセミナー」
〜産学連携による研究開発から実用化を目指して〜
     
 

主催 : 島根大学産学連携センター,(財)しまね産業振興財団

後援 : 島根県,松江工業高等専門学校


 島根県では,産業振興,特に産学官連携による産業振興と地域活性化が急務の課題です。企業と大学や高専などとが共同で研究・開発を進めるケースが増加しているものの,実用化に至るケースは多いとは言えない状況です。この状況を打破し,産学連携による研究・開発の実効をあげ着実に実用化に結びつけていくためには,MOT(技術経営や研究開発マネージメント)の活用が不可欠です。

 そこで,島根大学産学連携センターと(財)しまね産業振興財団では,企業の経営者・開発担当者,大学・高専の研究者,産学連携支援スタッフなどを対象に,講義とケーススタディ(演習)を組み合わせた「しまね地域MOTセミナー」(全2回)を開催しました。


 【第1回】講義:MOTについて 「MOTって本当に役立つの?」

日 時

平成18年9月25日(月) 13:30〜16:30

地元企業の経営者や開発担当者などを中心に,約40名の受講がありました。

 

13:30−13:35

 挨拶
    久保 衆伍 氏
     (島根大学産学連携センター長)

 
 

13:35−14:25

 「産学連携におけるMOT的思考の必要性」
    
    北村 寿宏  氏
     (島根大学産学連携センター 教授)

 「産学連携」そのものについて,そして,「MOT」がどのように産学連携と関係があるのかについて,大学と企業との共同研究から実用化に至った実例を交え,講演しました。

 

14:35−16:30

 「MOT概論 MOTって何?
  :中小企業と大学・高専の双方に役立つ実践講座」

    
    出川 通  氏
     (島根大学産学連携センター 客員教授)
     (株式会社テクノ・インテグレーション 代表取締役)

 「MOT」について,そもそもMOTとは何か,そして,それが今なぜ必要なのか,また,産学連携においてのMOTの必要性について,事例を交えて講演しました。

 


 【第2回】演習:ケーススタディ
 
日 時

平成18年12月4日(月) 10:30〜16:30

 

 「事例紹介,悩みに答える質問・回答」

 【第1回】講義の復習と,産学連携で実用化に至った実例の紹介により,MOTの理解を深めていただきました。

 

 「グループ討議によるMOTの模擬体験」

 実例を基にした事例討論をグループに分けて行い,実際,社長,あるいは,プロジェクトリーダーの立場になって,実用化に向けてどのように展開し行けばよいかを討論し,グループ毎に発表を行いました。
 受講者からは,MOTの概略の理解を深めることができたと,好評でした。



会   場

島根大学総合理工学部1号館 8F 第3会議室 (松江市西川津町1060番地)

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