題 目 |
第241回細胞工学研究会講演会
第133回遺伝子機能解析分野セミナー
共催:島根大学産学連携センター |
「昆虫の成長を制御する合成化合物ピリプロキシフェンの開発」
-海外戦略と実践,そしてその後-
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日 時 |
平成17年11月10日(木) 16:15〜17:45 |
場 所 |
島根大学 教養講義室棟1号館 100番教室 (松江キャンパス) |
講 師 |
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大内氏は,農薬研究では,日本を代表する化学メーカーの海外における開発の大黒柱としてご活躍。
住友化学と共同で,日本農芸化学会技術賞受賞,及び同社として大河内記念生産賞受賞。 |
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内 容 |
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食糧の安定供給には農薬が欠かせず,現在多くの化合物が世に出ている。しかし,社会の成熟にともなって,農薬開発のハードルが高くなり,環境に負荷がかからない薬剤が求められるようになった。
大内氏のグループは,昆虫の変態に関わる新しい物質を発見し,殺虫剤として開発に成功した。その上に,散布しなくても張るだけという既成概念をやぶる毒性,環境面からも安全性の高い防除剤を開発し,世に送り出している。
化合物発見の経緯と,海外における開発戦略を紹介し,新しい実験成果についてもふれる。また現在の仕事についても一部ふれ,学問あるいは実学を目指すヒントにしていただきたい。 |
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