17(高修)

        〜身近な暮らしに生かす大学の技術 その1〜
= 住 環 境 技 術 講 座 =
     

主  催 : 島根大学産学連携センター 電気通信大学共同研究センター

企画協力 : 室蘭工業大学地域共同研究開発センター


  内  容
日 程 平成17年11月30日(水) 10時〜17時45分
会 場 電気通信大学青山スカイオフィス
 渋谷区神宮前5−52−2 青山オーバルビル15階
 
 

 島根大学,室蘭工業大学,電気通信大学および横浜国立大学の4大学が連携して企画した「身近な暮らしに生かす大学の技術=住環境技術講座」を開催しました。この講座では,安心して暮らすための「住環境技術」についての研究成果や技術についての紹介が行われ,受講者15名(主に建築関係の技術者)が熱心に耳を傾けました。

 当日は,島根大学から教員4名が,電気通信大学から教員1名が,横浜国立大学からは元教員1名が,これまでの研究成果や最新技術動向について,わかりやすく解説しました。 

 今後このような機会を増やし,企業の方々との交流だけでなく,他大学の教員との交流を促進し,研究の活性化や共同研究に結びつくなど産学連携活動の活発化につながることを期待しています。

 


 9:45〜10:00

 受付

10:00〜10:05

 開講のあいさつ

10:05〜11:05

 「木炭の吸放湿材としての有効利用」
   北村 寿宏 氏 (島根大学 産学連携センター 教授)

 木炭の住環境の利用について,吸放湿材や臭いなどの吸着剤が期待できることを紹介した。

11:15〜12:15

 「木炭による床下環境の改善と圧縮木材の住宅への利用」
   大谷 忠  氏 (島根大学 総合理工学部材料プロセス工学科 助教授)

 木炭を実際の住宅の床下に敷設した場合,床下の湿度を調節し,木材の含水率を低減できることを紹介した。さらに,圧縮木材の特性とその利用について紹介した。

12:15〜13:15

 休憩

13:15〜14:15

 「アトピー性皮膚炎と環境抗原対策」

   森田 栄伸 氏 (島根大学 医学部皮膚科教室 教授)

 アトピー皮膚炎について解説し,木炭を住環境に使用することにより,環境抗原を低減できる可能性があることを紹介した。

14:15〜15:15

 「住環境における音,シックハウスなど住宅と健康の関係」
   中尾 哲也 氏 (島根大学 総合理工学部材料プロセス工学科 教授)

 木造住宅とコンクリート住宅の比較を行い,木造住宅の居住者にガン発生率などが低いことを紹介した。

15:30〜16:30

 「住環境における化学物質の注意点」
   牧 昌次郎 氏 (電気通信大学 電気通信学部量子・物質工学科 助手)

 洗剤や除菌剤など身近な化学物質について紹介し,取り扱いには消費者も十分な注意が必要であることを紹介した。

16:30〜17:30

 「睡眠環境と寝具」
   川島 美勝 氏 (日本睡眠環境研究所 所長,元横浜国立大学)

 良い睡眠環境を得ることを目的とした,ふとんについての性能を評価する方法を紹介し,ふとんの性能表示をして販売する必要性を紹介した。

17:30〜17:45

 閉講 修了証書授与

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