島根大学産学連携センター
Collaboration Center,Shimane University

第5回中国地域産学官コラボレーション会議における「産学官連携功労者表彰」を受賞

 産学連携センター 北村寿宏助教授が,第5回中国地域産学官コラボレーション会議における「産学官連携功労者表彰 技術移転功労賞」を受賞し,6月6日に表彰式が行われました。
 この表彰は,産学連携活動において大きな成果を収め,また,先導的な取組を行う等,当該活動の推進に多大な貢献をした事例,もしくは将来期待できる事例に関し,その功績を顕彰するものです。

 

受賞式の模様(平成17年6月6日)

 

事例名
建築系廃木材の調湿木炭への有効利用


 機関及び連携機関  功労者

島根大学

島根大学 助教授 北村 寿宏

出雲土建株式会社

出雲土建株式会社 代表取締役社長 石飛 裕司

島根県産業技術センター    

 事例の概要

 
島根大学北村研究室と出雲土建株式会社は共同研究を行い,建築系廃木材の有効利用を目的に,廃木材から調湿や様々な物質の吸着剤に利用できる木炭の製造技術を開発し,実用化に成功した。

 
廃木材という安価な原料と島根大学の研究に裏付けられた炭化制御技術により,炭化と賦活を同一工程で行う省プロセス化を実現し,低コスト化が可能となった

 
調湿材としての木炭は市販を開始し,現在,水質浄化材などへの適用拡大を目指して研究開発を継続している。


 具体的成果等
 1)廃木材を原料に床下調湿用木炭として商品化に成功し,販売を平成14年9月にスタートした。
   売り上げ実績 平成15年度:約4000万円   平成16年度:約7000万円
 2)水質浄化剤,臭い吸着剤などへの商品化に向け開発を継続中。
 3)特許出願 3件(島根大学1件,出雲土建2件), 新聞発表など 100件以上

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