島根大学 共同研究センター

- 地域共同研究部門 -

公開講演会 報告



題 目 「第2回 光デバイス研究会」
日 時  平成16年 3月 8日(月)13時30分〜15時30分
場 所  島根大学 総合理工学部1号館8階 第3会議室 (松江キャンパス)
スケジュール

YKKにおける光通信部品の開発

   
 

   【講師】 YKK株式会社 光デバイス開発室 室長 千 田 和 憲 氏

  

          @光ファイバ

          A光通信

          B光カプラ

          C偏波保持ファイバ

          D偏波保持カプラ

          E信頼性


光デバイス用酸化物材料

   
 

   【講師】 島根大学 総合理工学部 物質科学科 助教授 山 田 容 士 氏

講師紹介

 千田和憲氏は,NTT研究所に入社後,光磁気記憶方式の研究に従事,その後光ファイバの研究・実用化,光ファイバ応用部品の研究,さらにPLCの研究・実用化を進めてきました。また,NTT新規事業会社の企画・設立にも携わってきたところです。1999年4月よりYKK(株)に移り,光ファイバ応用部品の開発・事業化を進めています。
 山田容士氏は,LPE法による酸化物薄膜の研究に携わってきました。2003年4月に島根大学総合理工学部(物質科学科)に移り,現在高磁気光学効果を有する酸化物膜デバイスの開発研究を進めています。

 

【当日の模様と講演概要】

当日は,約20名の参加があった。

 まず,YKK(株)での光通信部品の開発に携わってこられた,千田和憲氏にご講演いただいた。これからの光通信システムのキー部品として「偏波カプラ」について詳しく講演された。また,通信以外の応用としてセンサー応用,計測・測定器用部品についても概説された。

 次に,当学総合理工学部の山田容士氏には,光デバイス用の酸化物材料について概説いただいた。具体的事例として磁場可視化デバイス実現のための研究開発状況について,ご自身の研究成果を含めて紹介いただいた。

 

      千 田 和 憲  氏

            山 田 容 士  氏